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男なら、これを見て泣け――「守護神」新作DVD情報

» 2007年05月28日 09時05分 公開
[本山由樹子,ITmedia]

守護神

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(C)Buena Vista Home Entertainment,Inc.

 2005年夏、多くの悲劇を招いたハリケーン・カトリーナで注目されたアメリカ沿岸警備隊。これまで縁の下の力持ち的な存在として、決して陽の当たることのなかった彼らの活躍を描いたヒューマン・ドラマ「守護神」が、6月20日にDVDリリースされる。

 特典はアンドリュー・デイヴィス監督と脚本家のロン・L・ブリンケーホフが参加した音声解説、別エンディングを含む未公開シーン集、ハードな撮影の舞台裏を追ったメイキング映像、海難レスキュー隊の仕事を紹介する“名も無き英雄:人名を救う仕事”などを収録。なお、Blu-ray Disc版も同時リリース。特典内容はDVDと同様で、価格は4935円。

 伝説的なベテラン・レスキューのベンは、任務の最中に相棒を失ってしまい、そのショックから第一線を退き、レスキュー隊員養成学校、Aスクールに教官として赴任する。長時間の潜水に氷水プールでの低体温訓練など、そのスパルタ指導に、わずか2週間で訓練生の数は半分に。

 そんな中、ベンは競泳ハイスクール王者のジェイクに才能を感じるが、血気盛んでチームワークを重んじない彼に、とりわけ厳しい指導を施す。歯を食いしばり、必死に食い下がるジェイク。やがて警察沙汰を起こしたジェイクは退学を覚悟するが……。

 激しい衝突を繰り返しながら、過去に同じ痛みを持つベンとジェイクは教官と訓練生の枠を超え、父子のような絆を築いていく。その2人を演じるのはケビン・コスナーと「バタフライ・エフェクト」のアシュトン・カッチャー。映画の中身と重なるようなハリウッドの新旧スター、ベテランと若造の組み合わせだ。最近ヒット作に恵まれていなかったケビンにとって、持ち味の正義感に渋みがプラスされ、久々のハマリ役となった。

 監督は「逃亡者」「コラテラル・ダメージ」のアンドリュー・デイヴィス。アメリカ沿岸警備隊の全面協力を得て、驚くほどリアルな訓練シーン、厳しいレスキュー・シーンを再現した。中でも、荒れ狂う大海原でのレスキューには手に汗握ること必至だ(巨大プールで嵐を再現し撮影、その舞台裏は特典でチェック!)。

 海難救助に命をかける男たちの愛と友情、と聞くと、どうしても日本のヒット作「海猿」を思い浮かべるが、それとは別物。ハリウッドならではの迫力の映像と、海よりも深い男たちの絆、生き様に涙する、硬派で骨太なドラマなのである。

関連サイト:http://www.movies.co.jp/guardian/(公式サイト)

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守護神
発売日 2007年6月20日
価格 3990円
発売元 ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
販売元 ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
スタッフ 監督:アンドリュー・デイヴィス/脚本:ロン・L.ブリンケーホフ
出演 ケビン・コスナー、アシュトン・カッチャー、ニール・マクドノー、メリッサ・サージミラー
上映時間 139分(本編)
製作年度 2006年
画面サイズ ビスタサイズ・スクイーズ
ディスク仕様 片面2層
音声 (1)ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 (2)ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 (3)音声解説
特典 もうひとつのエンディング/未公開シーン、メイキング・オブ「守護神」/名も無き英雄:人命を救う仕事

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