カシオ計算機は5月30日、コンパクトデジカメ「EXILIM ZOOM」の新製品として「EX-Z1200」を6月8日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は5万前後。
クラス最大(当時)の1010画素CCDを搭載したコンパクトデジカメ「EX-Z1000」の後継機種。今年2月に発表されたEX-Z1050の上位モデルに位置づけられる。
CCDは1210万画素(1/1.7インチ)に高画素化され、最大解像度は4000×3000ピクセル。レンズはEX-Z1050/1000と同様の光学3倍ズームだが、35ミリ換算の焦点距離は37〜111ミリとわずかながらも変更されている(EX-Z1050/1000は38〜114ミリ)。4倍のデジタルズームも用意されており、組み合わせることで最大12倍のズーム撮影が行える。
EX-Z1050/1000は手ブレ補正機能として、搭載するDSPによる電子式補正「アンチシェイクDSP」を搭載するが、本製品ではこのアンチシェイクDSPに加え、光学式(CCDシフト方式)の手ブレ補正機能を搭載した。
画像処理エンジンはEX-Z1050と同様に、動体解析機能を備えた「EXILIMエンジン2.0」。動く被写体の速度や方向を解析してISO感度とシャッタースピードを制御することで手ブレや被写体ブレなどを抑制するほか、新たに顔認識機能も実装された。顔認識は自動追尾AFと連動するため、フォーカスロック後に顔が動いてもピントや露出をあわせ続けてくれる。
動画撮影機能も強化されている。解像度は848×480/640×640/320×240の3種類から選択できるほか、形式も新たにH.264が採用された(EX-Z1050/1000はMotion JPEG)。電源は専用リチウムイオン充電池(NP-40)で、約340枚の撮影が可能だ(CIPA規格)。
記録メディアはSDHCメモリーカード/SDメモリーカード/MMC/MMC plusで、本体に約11Mバイトのフラッシュメモリーを内蔵する。サイズは93.3(幅)×58.5(高さ)×22.4(厚さ)ミリ、約152グラム(本体のみ)。
製品名 | EXILIM ZOOM EX-Z1200 |
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有効画素数 | 1210万画素 |
撮像素子 | 1/1.7インチ、総画素数1239万画素CCD |
レンズ | 非球面レンズ含む5群7枚 |
ズーム | 光学3倍/デジタル4倍 |
焦点距離 | 7.9〜23.7mm(35mm換算:37〜111mm)、F2.8〜5.4 |
記録メディア | 内蔵メモリ(使用可能容量:約11Mバイト)、SDメモリカード/MMC |
液晶モニター | ワイド2.8インチTFT液晶(960×240ピクセル) |
電源 | 専用リチウムイオンバッテリー |
電池寿命 | (CIPA規格) 約340枚 |
サイズ | 93.3(幅)×58.5(高さ)×22.4(奥行き)ミリ |
重量 | 約152グラム(本体のみ) |
価格 | オープンプライス(予想実売価格:5万円前後) |
発売時期 | 6月8日 |
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