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光学式手ブレ補正を搭載した1000万画素 EXILIM「EX-Z1200」動画はH.264

» 2007年05月30日 19時37分 公開
[ITmedia]
photo EX-Z1200

 カシオ計算機は5月30日、コンパクトデジカメ「EXILIM ZOOM」の新製品として「EX-Z1200」を6月8日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は5万前後。

 クラス最大(当時)の1010画素CCDを搭載したコンパクトデジカメ「EX-Z1000」の後継機種。今年2月に発表されたEX-Z1050の上位モデルに位置づけられる。

 CCDは1210万画素(1/1.7インチ)に高画素化され、最大解像度は4000×3000ピクセル。レンズはEX-Z1050/1000と同様の光学3倍ズームだが、35ミリ換算の焦点距離は37〜111ミリとわずかながらも変更されている(EX-Z1050/1000は38〜114ミリ)。4倍のデジタルズームも用意されており、組み合わせることで最大12倍のズーム撮影が行える。

 EX-Z1050/1000は手ブレ補正機能として、搭載するDSPによる電子式補正「アンチシェイクDSP」を搭載するが、本製品ではこのアンチシェイクDSPに加え、光学式(CCDシフト方式)の手ブレ補正機能を搭載した。

photophoto カラーはシルバー(EX-1200SR)とブラック(EX-1200BK)の2色。ブラックの発売日は6月15日

 画像処理エンジンはEX-Z1050と同様に、動体解析機能を備えた「EXILIMエンジン2.0」。動く被写体の速度や方向を解析してISO感度とシャッタースピードを制御することで手ブレや被写体ブレなどを抑制するほか、新たに顔認識機能も実装された。顔認識は自動追尾AFと連動するため、フォーカスロック後に顔が動いてもピントや露出をあわせ続けてくれる。

 動画撮影機能も強化されている。解像度は848×480/640×640/320×240の3種類から選択できるほか、形式も新たにH.264が採用された(EX-Z1050/1000はMotion JPEG)。電源は専用リチウムイオン充電池(NP-40)で、約340枚の撮影が可能だ(CIPA規格)。

photophoto 背面液晶は2.8型ワイドで、解像度は960×240ピクセル

 記録メディアはSDHCメモリーカード/SDメモリーカード/MMC/MMC plusで、本体に約11Mバイトのフラッシュメモリーを内蔵する。サイズは93.3(幅)×58.5(高さ)×22.4(厚さ)ミリ、約152グラム(本体のみ)。

製品名 EXILIM ZOOM EX-Z1200
有効画素数 1210万画素
撮像素子 1/1.7インチ、総画素数1239万画素CCD
レンズ 非球面レンズ含む5群7枚
ズーム 光学3倍/デジタル4倍
焦点距離 7.9〜23.7mm(35mm換算:37〜111mm)、F2.8〜5.4
記録メディア 内蔵メモリ(使用可能容量:約11Mバイト)、SDメモリカード/MMC
液晶モニター ワイド2.8インチTFT液晶(960×240ピクセル)
電源 専用リチウムイオンバッテリー
電池寿命 (CIPA規格) 約340枚
サイズ 93.3(幅)×58.5(高さ)×22.4(奥行き)ミリ
重量 約152グラム(本体のみ)
価格 オープンプライス(予想実売価格:5万円前後)
発売時期 6月8日

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