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Apple、DRMフリーの楽曲販売を世界同時スタート

» 2007年05月31日 00時51分 公開
[ITmedia]

 米Appleは5月30日、iTunes StoreでDRMフリーの音楽コンテンツ販売を開始した。米国のiTunes Storeだけでなく、日本のiTunes Storeでも、著作権保護によるコピー制限がない、256kbpsのAACのファイル形式で販売されている。

 英EMIとAppleが共同発表したDRMフリーによる楽曲販売では日本市場について言及されていなかったが、宇多田ヒカル、小野リサ、ウルフルズなどの東芝EMIアーティストによる楽曲もDRMフリーの「iTunes Plus」として販売されている。

imageimage iTunes Plusの曲は楽曲の価格の左に「+」マークがついている

 海外アーティストとしては、EMI所属のコールドプレイ、クラフトワーク、ノラ・ジョーンズ、ボズ・スキャッグズ、ケミカル・ブラザーズ、ケルティック・ウーマンなどがラインアップされている。

 ポール・マッカートニーの旧作アルバム24枚もiTunes Plusで販売されている。日本でも、各アルバム1500円で購入できる。EMIの本拠地である英国をはじめとするそのほかの地域のiTunes Storeでも、EMIレーベルのiTunes Plusは実施されている。

 Appleのスティーブ・ジョブズCEOは、「年内にiTunes Storeの楽曲の半分以上がiTunes Plusになる」と予想している。

 日本ではiTunes Plusの1曲当たりの価格は200円、270円のいずれか。米国では、DRM付き楽曲は99セントだが、iTunes Plus楽曲は1ドル29セントとなっている。

 iTunesでiTunes Plusのコーナーにアクセスすると、自分が購入したDRM付き楽曲をDRMフリーにアップグレードするために必要な価格が表示される。アップグレード価格は、一括の場合のみ適用される。個別にアップグレードする場合には別途購入することになる。

 iTunes Plusの利用には、iTunes 7.2が必要。

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