日本放送協会(NHK)は地上デジタル放送のデータ放送を利用して、河川の災害情報をリアルタイムに提供するサービスを開始した。京都/岐阜の各放送局では既に運用が開始されており、NHKでは他事業者との連携も視野に入れながら防災情報サービスの充実を進めたい考え。
デジタルテレビの「d」ボタンを押すだけで、刻一刻と移り変わる避難情報や災害警戒・対策本部の設置状況、河川の水位、洪水・雨量予測情報などがほぼリアルタイムにデジタルテレビの画面で確認できる。避難情報は情報が入るごとに、河川・雨量情報は10分間隔でデータが最新のものに更新される。
このサービスは自治体などが持つ情報を、放送事業者と自治体の間で情報連携を行うために策定されたデータフォーマット「TVCML」で共有サーバに蓄積し、それを各放送事業者が加工してデータ放送で配信する。そのためNHKのみのサービスという位置づけではなく、東海テレビや岐阜放送、KBS京都も同様のサービスを開始または開始する予定となっている。
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