ユニデンの液晶テレビに、新ラインアップとして追加されたデジタル放送チューナー搭載の“DT”シリーズ。37V型および42V型ではフルHDパネルを採用してより緻密な映像を提供。ユーザーの支持から生まれた“シンプル&高品質”なこの注目の薄型テレビをじっくりチェックしてみよう。
ユニデンが2005年に初めて発売した液晶テレビは、“庶民派”というキーワードを前面に押し出していただけに、低価格を目当てに購入した人が多かったことだろう。しかし、そんなユーザーから入手後の感想として、「期待以上に満足度が高い」との声が多く上がっていた点も見逃してはならない。
映像性能のみならず、本体のデザイン・質感も含めて、ユーザーからのフィードバックは全般に良好だ。なにより、テレビとしてのベースがきっちりしており、とりわけ、メニュー切替のレスポンスの速さをはじめとする、操作の快適さに関しては、上々の評価を得ている。
ユニデンのデジタル家電事業本部・本部長である片岡憲保氏に話をうかがったところ、こうした実際のユーザーの声は製品づくりにしっかりと反映されているようだ。
「“安売り系のテレビだと思って購入したら、テレビとしての基本性能も大手メーカーの製品と比べても遜色なかった”という感想を多数いただいています。“意外に”という表現になるのかもしれませんが(笑)。そのため、こちらとしても操作感を中心に、テレビとしての“基本”をしっかり押さえるスタンスを今後も守っていこうと考えています」
そのユニデンの液晶テレビに、新しいラインアップとして追加されたのが、デジタル放送チューナーを搭載した“DT”シリーズだ。型番はこれまでと同じく「TL○WRJ」(○は画面サイズ)で始まっているが、ボディカラーを示す「-B」または「-W」の後に、「-DT」という文字列が末尾につく。さらに、37V型および42V型は新たにフルHDパネルを採用したため、末尾を「-FDT」として、フルHD&デジタル放送チューナー搭載であることを示している。
デジタル放送チューナー搭載モデルの追加に関しては、やはりユーザーの声に応えたという意味合いが大きいのだろうが、フルHDの導入については少し違うようだ。
「コストパフォーマンスを支持する方が大半を占めるだけに、決して要望が多かったわけではないんですが、メーカーの技術力として、“フルHD”もしっかりやれるとアピールしたいという意欲がありました」(片岡氏)
とはいえ、それも決して同社製品の購入層の意に即さない判断ではなく、低価格を維持したままでのフルHD対応を実現している。42V型(TL42WRJ-B/W-FDT)でも19万9800円、37V型なら15万9800円で購入可能だ。しかも、これは消費税、および、送料込みの価格である。現在、従来モデル(1366×768解像度のパネルを採用)と「-FDT」モデルの価格差はジャスト2万円で、フルHD+デジタル放送チューナーの上乗せ分と考えると破格に安い。従来モデルもシンプルさを売りに、継続して販売中だ。
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提供:ユニデン株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年6月24日