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ペンタックス「K10D」にカメラグランプリ受賞記念モデル

» 2007年06月14日 10時00分 公開
[ITmedia]

 ペンタックスは6月14日、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「PENTAX K10D」のカメラグランプリ受賞記念モデル「PENTAX K10D グランプリパッケージ」を発表した。7月12日から限定5000セットを販売する。価格はオープンで、市場想定価格は14万円前後。

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 カメラ記者クラブ主催のカメラ賞“カメラグランプリ2007”をK10Dが受賞したことを記念した特別仕様モデル。セット内容は本体(「K10D GP」)とバッテリーグリップ(「D-BG2 GP」)、グランプリストラップ(「O-ST55」)の3点セット。

 特別仕様のK10Dは、カメラ本体とバッテリーグリップの外観に、ラバー色をダークブラウンにしたグランプリパッケージ限定の配色を施しているほか、カメラ本体前面の「PENTAX」ロゴ、左手側前面の「K10D」ロゴ、上面のモードダイヤルの文字をそれぞれ金色に変更。さらに“CAMERA GRAND PRIX 2007”の文字とロゴマークを背面の液晶モニター下部に入れている。グランプリパッケージ限定の個体番号(シリアルNo.)も付与。

 またストラップは、革製の素材に“CAMERA GRAND PRIX 2007”の文字およびロゴマーク、「K10D」のロゴが金色で入った特別仕様。カメラ本体やバッテリーグリップの仕様は、通常製品と同じ。ファームウェアは最新バージョン(Ver.1.30)になっている。

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 K10Dはハイアマチュアをメインターゲットにしたレンズ交換式デジタル一眼レフカメラで昨年11月に発売。撮像素子には23.5×15.7ミリの有効約1020万画素CCD、加えて22ビットのA/Dコンバーターを新たに採用(K100Dは12ビット)し、420万階調という高い分解能で、CCDからの画像情報を忠実にデジタル変換する。

 ボディにはK100Dにも採用された手ブレ補正機能「SR」(Shake Reduction)を搭載。ジャイロセンサーで感知した振動に応じて、磁石とコイルを利用した移動機構でCCDを駆動し、ブレを軽減する。ボディ側への搭載なので、これまでのレンズ資産も継承できる。

 CCD表面に特集なコーティングを施すことでゴミを付着しにくくしているほか、「SR」を利用して撮像素子を振動させ、付着したゴミをふるい落とす機能も備える。ボディサイズは141.5(幅)×70(奥行き)×101(高さ)ミリ・重さ約710グラム。

 “カメラグランプリ2007”受賞について同社は「K10Dの高い基本性能とともに、多くのユーザーが購入しやすいリーズナブルな価格を実現している点などが高く評価された」としている。

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