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ヤマハ、音声回路に専用チューニング施したHDMI対応AVアンプ

» 2007年06月27日 13時52分 公開
[ITmedia]

 ヤマハは6月27日、HDMI端子を搭載した7chAVアンプ「DSP-AX861」を7月10日より販売すると発表した。価格は11万250円。

photo 「DSP-AX861」

 DSP-AX861はHDMI入力2系統/出力1系統を備え、1080pのフルハイビジョン映像信号、SACDのDSD音声、Blu-ray DiscやDVDオーディオの192kHzPCM音声などに対応する。中級価格帯の製品ながらABT製のビデオスケーラーやADI製のビデオデコーダー/エンコーダーなどを搭載し、映像品質を高めた。アナログ映像信号を1080i/720pへアップスケーリングする機能も備えている。

 定格出力は105ワット×7。電源部には新たに開発した大型電源トランスとカーボンシース・ブロックケミコンを装備した。オーディオ回路には専用のチューニングを施し、音質を向上させている。

 映像回路を停止することでオーディオアンプとしての性能を高める「ピュアダイレクトモード」を搭載した。すべての音声入力に反映させることが可能で、アナログ信号はボリューム回路へ直接接続し、PCMデジタル信号ではDACへ直結する。圧縮音源の音の厚みや伸びなどを補う「ミュージックハイエンサー」も備えた。

 そのほか、音の臨場感を高める独自のサラウンド機能「シネマDSP」を改良した「シネマDSP-plus」を搭載。また、スピーカーの有無やサイズ、音量差、距離差、特性差の5項目を自動で測定して最適化する「YPAO(Yamaha Parametric Room Acoustic Optimizer)」を備え、ホームシアターの構築を手軽なものにしている。

 本体サイズは435(幅)×171(高さ)×421(奥行き)ミリ。映像入力はHDMI×2、Sビデオ×5、D4×3、コンポーネント×3、コンポジット×5、映像出力はHDMI、Sビデオ×3、D4、コンポーネント、コンポジット×3となる。音声入力はアナログ×9、デジタル×6(光×4、同軸×2)を備え、音声出力はアナログ×3、光デジタル。また、オプションのiPod用ドック「YDS-10」に対応した接続端子を装備しており、YDS-10を介してiPodの音楽再生や画像/映像の表示が可能なほか、アンプ側のリモコンでiPodを操作することもできる。

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