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自家製アイスクリームの甘い誘惑橘十徳の「自腹ですがなにか?」第8回(1/2 ページ)

» 2007年07月24日 11時44分 公開
[橘十徳,ITmedia]

 毎日暑い日が続いているが、やはりこういう季節はアイスクリームを食べるに限る。ただ、市販のアイスというのは玉石混淆で、味付けが甘すぎるものが多い。アイスクリームの甘さ加減については、ワタクシの場合は缶コーヒーで言う「微糖」くらいが好みであり、そのような絶妙な味のアイスは店頭ではあまり見かけない。

 しかし最近になってふと気付いた。売ってないなら、自分で作ってしまえばいいのだ。そう、自家製アイスクリームである。かき氷と違ってアイスクリームを自分で作るのは少々面倒だが、自分で作れば砂糖の配分も自由だし、材料もいいものが使えるから、市販品に負けないくらい旨いものが作れるのではないか。そう気付いたら、いてもたってもいられない。さっそく、アイスクリームメーカーを注文することにした。

ネット上の評判と価格で貝印に決定

photo 貝印の「DL-0272」。丸みを帯びたデザイン

 今回購入したのは、貝印の「DL-0272」である。同社は男性には髭剃り用剃刀のメーカーとして知られているが、実はキッチン用品の大手でもある。アイスクリームメーカーは大手家電メーカーから無名メーカーのものまでいろいろあるが、同製品に決めたのはインターネット上の評判だった。

 アイスクリームメーカーというのは、牛乳や生クリームなどを混ぜた材料のクリームをかき混ぜながら冷やす機器であるが、冷えが悪かったり、機器の形状が悪かったりすると、なかなか固まらずドロドロのままなんてこともあるという。その点、DL-0272は割といい評判ばかりだったので、その評判を信じることにした。もちろん、価格が安いというのも助かる。インターネット上だと送料込みでだいたい3000円くらいの値が付いていて、筆者もそれくらいの値段で購入した。

保冷ポットを使って材料を冷却

 家庭用のアイスクリームメーカーは、それ自体は冷却機構を持たない。だから冷凍庫の力を借りて冷却する必要があるのだが、そのやり方には大きく分けて2種類ある。材料をかき混ぜる機構も含めてまるごと冷凍庫に入れてしまう方式のものと、保冷ポットだけを冷やす方式のものだ。前者は電池駆動で、冷凍庫に入れたまま中で材料をかき混ぜる。前準備をすることなくすぐに作成開始できるというメリットがあるが、駆動部分まで冷凍庫に入れるために、占有スペースが大きくなりがちだ。

 対してもう1つの方式では、保冷ポットだけを取り出して冷やすために、狭い冷凍庫にも収まりやすい。また、アイスクリームができあがっていく様子を実際に見られるので視覚的にも楽しい。ただし保冷ポットを冷やす時間がかなりかかるので、前準備なくいきなり作り出すということができない。ちなみにDL-0272は後者の方式だ。筆者の場合、冷凍庫の空きスペースに余裕が少なかったので、保冷ポットを使う方式にした次第である。

photophoto 保冷ポットを取り出すには、横のボタンを押す(左)。リングを取り外した保冷ポット(右)。この状態で冷凍庫に入れる

 商品が届いたときにも、真っ先に確認したのは冷凍庫に入りきるかということだった。インターネット上で本体サイズは確認できるものの、保冷ポットの大きさは書いてなかったので不安だったのだ。実際に入れてみたところ、思ったよりもスッと入ってしまったので安心した。メーカーのカタログや通販サイトには、保冷ポットのサイズをぜひ明記してもらいたいものである。

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