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日立、低価格化を図った「iVポケット」搭載テレビ2機種

» 2007年07月26日 15時46分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は7月26日、リムーバブルHDDメディア「iVDR-S」にテレビ放送を録画できる薄型テレビ「Wooo」2機種を発表した。いずれもHDDを内蔵せず、iVポケットのみを備えた新バリエーション。価格はオープンプライスだが、店頭では37V型液晶の「L37-X01」が26万円前後、42V型プラズマの「P42-HV01」が30万円前後になる見込みだ。

photophoto 「P42-HV01」(左)と「L37-X01」(右)

 録画機能を使うには別途「iVDR-S」を購入する必要があるが、両モデルとも2系統の地上/BS/110度CSデジタルチューナーを搭載しており、テレビ放送を見ながらiVDR-Sに裏番組録画が可能。また既発売の「XR-01シリーズ」「HR01シリーズ」のユーザーなら、録画済みのiVDR-Sを再生する“2台目テレビ”としても利用できる。

 録画機能では、従来機種と同じくハイビジョン映像のトランスコード/トランスレート技術「XCodeHD」を搭載。解像度を保持したまま録画時間を倍にできる。たとえば160GバイトのiVDR-Sなら、約32時間(TSEモード時)の録画が可能だ。

 37型液晶の「L37-X01」は、フルハイビジョン解像度のIPSαパネルを採用。視野角は上下左右178度。輝度は500カンデラ、コントラスト比7000:1というスペックだ。倍速駆動と日立独自のスーパーインパルス駆動により動画ボケを防ぐ。apdc(次世代PDP開発センター)方式の動画解像度測定では600本以上だ。このほか毎秒24コマの映画フィルム映像を独自の動き補間アルゴリズムで60コマ/秒に変換する「なめらかシネマ」機能も搭載している。

 入出力端子は、1080P入力対応のHDMI×3、D4×2、S2ビデオ×2、コンポジット×3。光デジタル音声出力やi.LINK(DV入力)、モニター出力、SD/MMCカードスロットなども備えた。外形寸法は927(幅)×624(高さ)×115(奥行き)ミリ。重量は21.9キログラム。

 一方の42V型プラズマテレビ「P42-HV01」は、1024×1080ピクセルの「1080 ALISパネル」を採用した。輝度は1500カンデラ、コントラスト比は1万:1で、apdc(次世代PDP開発センター)方式の動画解像度は720本以上。

 入出力端子は、「L37-X01」とほぼ共通で、1080P入力対応のHDMI×3、D4×2、S2ビデオ×2、コンポジット×3などを備えているが、i.LINK端子は非搭載となる。外形寸法は1067(幅)×713(高さ)×99(奥行き)ミリ。重量は29.6キログラム。

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