パナソニックは8月1日、SDカードにフルハイビジョン映像を記録するビデオカメラ3機種を発表した。ヨコ型の「HDC-SD5」、タテ型の「HDC-SD7」、そしてSDカードスロットとDVDドライブを搭載した初のハイブリッドタイプ「HDC-SX5」をラインアップ。8月下旬から順次発売する。
型番 | HDC-SD5 | HDC-SD7 | HDC-SX5 |
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記録メディア | SDカード | SDカード | SDカード/DVDディスク |
カラー | シルバー | ブラック、ホワイト | シルバー |
発売日 | 8月25日 | 9月8日 | 8月25日 |
店頭予想価格(※1) | 14万円前後 | 14万円前後 | 15万円前後 |
従来機種「HDC-SD3/DX3」と同じ1920×1080iのフルハイビジョン記録(MPEG-4 AVC/H.264)に対応しながら大幅な小型・軽量化を図った。たとえばヨコ型の「HDC-SD5」は、同じ横型の「HDC-SD3」と比較して体積が20%、重さで21%減。また、タテ型の「HDC-SD7」は、体積330cc/重量290グラムの「世界最小最軽量」(同社)だ。
CCDなど主な構成は各モデル共通。本体の小型化に伴い「テルニオン3CCD HD」は従来の4分の1インチから6分の1インチへ、レンズ径も43ミリから37ミリへコンパクトになった。これに合わせて映像処理回路「HDクリスタルエンジン」を新開発。光学特性に適した制御を行うとともに、光量が少ないときに出やすいノイズを効果的に除去する新NR(ノイズリダクション)を搭載している。なお、撮影時の最低照度は従来の「6ルクス(60分の1秒)」から「5ルクス(30分の1秒)」になった。60分の1秒で比較すると10ルクス程度になるという。
各モデル共通の新機能として、新しい光学式手ブレ補正「アドバンスドO.I.S.」「コントラスト視覚補正」「3秒前記録」が追加された。
アドバンスドO.I.S.は、手ブレの検出回数を従来の480回/秒から「LUMIX」と同じ4000回/秒へ引き上げ、手ブレを3分の1に抑えるというもの。「検出回数を増やしたため、早く、細かいブレにはとくに有効。もちろんゆっくりとしたブレにも従来以上に効果がある」(同社)。
コントラスト視覚補正は、「人間の目に近い階調補正機能」だ。たとえば、真夏の海岸のように日差しの強い場所では、日が当たる場所と当たらない場所のコントラスト差が激しく、極端な黒つぶれや白飛びが生じやすい。しかし同モードをオンにすると、目で見た印象に近い自然な階調表現に自動補正してくれる。
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