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シャープ、吸じんスピード2倍の加湿空気清浄機

» 2007年08月06日 16時00分 公開
[山田祐介,ITmedia]

 シャープは8月6日、除菌イオン機能を搭載した加湿空気清浄機3機種を9月12日より販売開始すると発表した。価格はいずれもオープン。実売想定価格は、適応床面積21畳の「KC-C150」が7万円前後、17畳の「KC-C100」が5万円前後、13畳の「KC-C70」が4万円前後となる。

photophotophoto 「KC-C150」はホワイト、「KC-C100」はホワイト/ベージュ/レッドをラインアップ。ともに陶器をイメージしたデザインとなっている。「KC-C70」はダイヤカットの装飾と光沢仕上げを施したホワイト/ブラックの2色展開となる
品番 KC-C150 KC-C100 KC-C70
最大風量 7立方メートル/分 5.1立方メートル/分 3.5立方メートル/分
最大加湿量 760ミリリットル/時間 600ミリリットル/時間 450ミリリットル/時間
加湿空気清浄時間(8畳) 約10分 約13分 約19分
サイズ(幅×奥行き×高さ) 398×288×627 378×265×586 360×233×550
重さ 約11キロ 約9キロ 約8キロ

 新製品は送風効率を高める新開発の「ロング&ワイドななめ20度ノズル」を採用する。ホルン式のロングノズルと、“ホースの先をつぼめるように”ワイド化した送風口で風速を向上させた。また送風口を垂直方向から斜め20度に設置することで、風が壁を沿う「コアンダ効果」を利用し、風速を維持しつつ部屋全体に風を送ることができる。

 ボディ背面全体で吸気を行う「背面グリッド機構」も採用。上位機種のKC-C150は既販製品KC51C1と比較して約2倍の吸じんスピードを実現し、8畳を約10分で加湿空気清浄する。また加湿能力は業界最大(同社)という760ミリリットル/時間を実現した。

photophoto ホルン機構(左)とコアンダ効果を利用した“ななめ20度新気流”の説明(右)

photo ロータリー式の加湿フィルター

 フィルターには花粉やダニなどのアレル物質やウイルスを除去する「制菌HEPAフィルター」、「洗える脱臭フィルター」に加え、新たに約500μミリ以上のホコリを捉える「ミクロンメッシュプレフィルター」を搭載した。このプレフィルターによって、制菌HEPAフィルターにホコリが侵入するのを防ぎ、フィルターの能力低下を抑えている。加湿フィルターは抗菌/防カビ能力を高めたほか、回転機構を搭載。フィルター全体をムラなく使うことができるほか、加湿を止めるとフィルターが水に浸からない部分で停止、乾燥した状態を保つことで寿命は従来比約2倍になっている。

 部屋のニオイを脱臭し、静電気を除去することでハウスダストや花粉が衣類などに付着しにくくなる「除菌イオン」を搭載。加湿機能との組み合わせによってイオン効果が長持ちするという。KC-C100/KC-C70の除菌イオンユニットは1つ。KC-C150はユニットを2つ搭載する「ツイン除菌イオン」で、イオン発生量と静電気除去スピードを向上させた。

 さらに、ユーザーの「効果がよくわからない」といった声に応え、3機種ともに、部屋のハウスダストレベル/清浄状況を確認できる「ハウスダストモニター」を搭載した。KC-C150/KC-C100は9段階、KC-C70は5段階で、空気清浄の効果を確認することができる。

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