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松下、「VIERAリンク」対応3.1chラックシアターを拡充32V型でも使えます

» 2007年08月09日 20時43分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 パナソニックは8月9日、薄型テレビ“VIERA”(ビエラ)新シリーズの発表にあわせ、「VIERAリンク」対応の3.1chラックシアター2機種をリリースした。ラインアップは、推奨テレビサイズが58V〜65V型の「SC-HTR500-K」と、32V〜37V型の「SC-HTR100-K」。4月に発売した2機種とあわせ、4機種で32V型から65V型までをカバーする。

photo 「SC-HTR500-K」と65V型の「TH-65PZ750SK」を組み合わせた例

 フロントL/Rとセンター、サブウーファーの3.1chシステム。ドルビーデジタル、DTS、AACのデコーダーを搭載するほか、ドルビー・プロロジックやドルビー・バーチャルスピーカーをサポートしており、2ch音声でもバーチャルサラウンド再生が行える。現行の「SC-HTR300/HTR200」と同じ独自の「リアルセンター機能」や「振動キラーサブウーファー」も搭載。ウーファーの振動を抑え、ラック部にガラス扉を採用している。

 また上位モデルの「SC-HTR500-K」は、BD-Videoの5.1ch/7.1chリニアPCM入力に対応。別売のワイヤレススピーカーキット「SH-FX60」を使ってリアスピーカーを接続すると、さらに本格的なサラウンドを楽しめる(SC-HTR100-Kは非対応)。外装は、天板に天然木の突板を使用して光沢塗装を施すなど、大画面テレビにあわせた高級感のある仕上げだ。

photo

 フロントとセンターのスピーカーユニットには、強靱でしなやかな「竹繊維振動板」を新たに採用している。同社によると、竹繊維の表面をミクロフィブリル化(羽毛化)することにより、振動板として利用することが可能になったという。またセンタスピーカーのボックス内には微細孔構造を持つ多孔性カーボン素材を用い、不要な定在波を低減。ウーファーはキャビネットの容積を約30リットル(従来の2.7倍)とし、さらに迫力のある重低音を再生できるようになった。

 そのほかの主な仕様は下記の通り。

製品型番 SC-HTR500-K SC-HTR100-K
推奨テレビサイズ 58V〜65V型 32V〜37V型
外形寸法 1620(幅)×406(高さ)×458(奥行き)ミリ 920(幅)×400(高さ)×458(奥行き)ミリ
重量 約65キログラム 約37.5キログラム
ラック部 4台まで 2台まで
耐荷重 天板120キロ、棚板約12キロ、底板約20キロ 天板約80キロ、棚板約12キロ、底板約20キロ
アンプ部 フロント50ワット+50ワット、センター50ワット、サブウーファー120ワット フロント40ワット+40ワット、センター40ワット、サブウーファー100ワット
接続端子 光デジタル×2系統、同軸デジタル×1系統、HDMI入力×1系統、HDMI出力×1系統
実売想定価格 20万円 8万円
発売日 9月1日

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