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ケンウッドとビクター、共同開発推進の新会社設立

» 2007年08月10日 19時44分 公開
[ITmedia]
photo 左がケンウッドの代表取締役会長 河原春郎氏、右が日本ビクターの代表取締役社長 佐藤国彦氏(7月24日の記者会見より)。

 ケンウッドは8月10日、日本ビクターの実施する第三者割当増資に対する支払いと株式取得を完了し、同社株式の約17%を所有する第2の株主になったことを発表した。また、両社の経営統合に向けて、具体的な協業に向けての施策も発表された。

 協業については今年10月1日を開始日と定め、カーエレやカーナビ、ホームエレクトロニクスを中心とした共同開発を進めるための合弁会社を同日に設立する。基幹部品の共同委託や部品の共同購入、製品の相互供給などでコストを削減するほか、設計・生産ITインフラの共有化も視野に入れる。また、それぞれの知的財産権も相互利用することが確認された。

 詳細については、両社が設置する「コラボレーション委員会」ならびにそのステアリングコミッティにて検討していく。

 両社は7月24日に経営統合を発表(関連記事)。カーエレならびにオーディオ事業の協業を足がかりに、2008年をめどに経営統合を実現したい考えを明らかにしている。

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