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「UMINE」で“自宅リゾート化”計画熱帯夜のお供に(1/2 ページ)

» 2007年08月14日 13時04分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 立秋を過ぎても暑さは和らぐ気配を見せず、東京は真夏日が連続10日間を超えた。熱帯夜も多く、連日の厳しい暑さと寝不足で、少々バテ気味の人も多いのではないだろうか。ましてやお盆休みシーズンだというのにオフィスでパソコンにばかり向かっていると、体力より先に気力が尽きてしまいそうになる。

 そんな逃げ出したくなる日常を少しだけ変えてくれるアイテムが8月9日に登場した。タカラトミーの「ヒーリングシアター UMINE」は、高輝度LEDを使用した小型映写機だ。壁や天井に「波のゆらめき」や「森の木漏れ日」をイメージした光を投影しながら、内蔵スピーカーから“波音”や“小鳥のさえずり”が流れる。自宅にいながらビーチや森林の気分を味わえるリゾートなインテリア玩具である。というわけで、逃げ出す前に借りてみた。

photo 「ヒーリングシアター UMINE」。本体は、15センチ径で高さ20センチ

4つのリゾートを再現

 UMINEは、半球形の本体が台座に載ったようなスタイルをしている。上面を覗き込むと、細かい凹凸がついた透明な板が上面を覆い、中には青と緑のLEDが3つずつ見える。電源を入れると、この板が回転し、LEDの光を海や森林の木漏れ日に演出する仕組みだ。

photophoto 中には青と緑のLEDが各3つ。動作中も駆動音はほとんどしない
photophoto ティルト機能付き。斜めにして壁から天井にかけて投影するのもオススメだ

 本体は奥行き15センチほどのため、テーブルやベッドサイドにも無理なく置ける。基本的には天井に投影する仕組みで、本体のティルト機構を使うと若干ながら壁に向けて投影することもできる。ただ、重量が約600グラムと意外に重いため、壁かけ設置などは難しいだろう。

photophoto 操作ボタンは台座部の前面に、「焦点調節」ダイヤルと光の効果を変化させるダイヤルが本体の背面にある

 本体背面にある「焦点調節」ダイヤルを回すと投影面のサイズが変化する。右にまわせば投影面が大きくなり、左に回すと小さく。投影面を大きくすると、そのぶん光が拡散して投影面が暗くなってしまうので、調節しながら好みの位置を探してみるといい。なるべく明るく広い投影面積で楽しみたい人は、部屋を真っ暗にして、光が反射しやすい白い壁を使用しよう。

photo 下から壁に向けて投影したところ。角度を変えると光の表情が変わって面白い

 ちなみにわが家の場合は、壁紙が細かい凹凸のあるタイプで、しかもヤニで汚れていたためか、最初はあまり模様が鮮明に見えなかった。本体を壁に近づけ、投影範囲を直径1メートル前後にまで絞り込むと、かなり見やすくなる印象だ。また、試しに液晶プロジェクター用のスクリーンに映写してみたところ……これはさすがにキレイに映ったので、手元にある方は試してほしい。

 UMINEには、ロケーションと呼ばれる4つのモードがプリセットされており、光の色や効果音が変化する。たとえば「ビーチ」(浜辺)は、エメラルドグリーンの海をイメージしたもので、波が浜辺に打ち寄せる音が効果音として流れ出す。また、時折カモメの鳴き声が聞こえる。

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