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デザインの“今”が一望できる「GDP 2007」開幕

» 2007年08月24日 20時50分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 東京ビッグサイトでアジア最大級のデザインフェア「グッドデザイン・プレゼンテーション2007」(GDP 2007)が開幕した。2007年度の「グッドデザイン賞」に応募され、二次審査の対象となった商品やプロジェクトなど約2200点が一堂に会した。

photophoto 18時の開場とともに多くの人が詰めかけた(左)。2007年度グッドデザイン賞の内藤廣審査委員長

 展示会場には、日用品や家電はもちろん、住宅や都市再開発の大規模プロジェクトまで、あらゆるデザインがジャンル別に展示されている。開幕に先立って挨拶した内藤廣審査委員長は、「企業やデザイナーが汗水垂らして作ったものを一望できる機会。新しい姿を模索するデザインを目で感じ取ってほしい」と話している。

photophoto 新しい試みとして、グッドデザイン賞の審査員70名が「個人として推したい“注目ジャンル”」に写真とコメントを添えた立て看板を設置した。どのジャンルが注目されているのかが一目でわかる
photophoto 東北大学大学院光学研究科(小菅一弘教授)と野村ユニソン、トロワゾの2社が協同開発した社交ダンスパートナーロボット「PBDR」。人間の意図を推定し、協調して優雅にダンスを踊る(左)。最近はアジア各国からの応募も増えているグッドデザイン賞。写真右はLG電子が発売したインテリア性重視のエアコンだ。着せ替えも可
photophoto 音力発電が出展した「発電床」と「発電下駄」。人が歩く際に床面に生じる振動のエネルギーを利用して発電するエコロジーデザイン。人通りの多い駅の改札口やコンビニなどへの応用を検討している
photophoto 薄型テレビ用のファニチャーが目立つのは今年の特徴。左はエビスファニチャーのAVボード。壁の補強工事を行う必要なく壁掛け感覚で設置できる。しかもアルミ押し出しパイプとダイキャストのアームにより、左右40度の“首振り”が可能だ。価格は39万8000円から(左)。右はシャープの応募作品。ただし、主役は「AQUOS」ではなく、フロアーラックや壁寄せスタンドだ。もちろんAQUOSの新製品も別の場所に並んでいた
photophoto パイオニアが満を持して製品化したプレミアムなプラズマテレビ「KURO」(左)。右はリンナイのプレミアムな浴室テレビ“YUGA”「DS-1500HV」。その名の通りハイビジョン対応の15インチワイドパネルを搭載し、学習リモコンが付属する優雅なテレビである。スピーカーはWOW技術を採用して浴室に適したオリジナル音響とした
photophoto ベンハーはかりの「MUSCICAPA」。お洒落な電気スタンドかと思ったら、実は“捕虫器”。レストランやカフェで活躍中だ(左)。右はソニーの「α」。ただしカメラ本体ではなく、ブランド戦略でグッドデザイン賞に応募した。レンズマウントの「円弧」(オービット)がビジュアルアイデンティティ

 「GDP 2007」の会場は東京ビッグサイト東展示棟5、6ホール。開催期間は、8月26日まで(25日は10時〜21時、26日は10時〜16時)。入場料は1000円(中学生以下は無料)。なお10月初旬には、今年度の受賞対象作品(一部)を東京ミッドタウンのデザインハブで展示する予定だ。

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