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写真で解説する「ブラビアユニット」バックパック(?)で機能拡張(2/2 ページ)

» 2007年08月30日 07時15分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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photophoto リモコンの「見る」ボタンで表示される録画番組の一覧(左)と「予約する」ボタンで出てくる「おすすめ番組表」。録画履歴を参照してユーザーの嗜好に合う番組を“おすすめ”してくれる

 たとえば、おき楽リモコンの「リプレイ」ボタンを押すと、録画設定を行っていなくても番組を15秒ほど遡って見ることができる。チューナーが別になのに同機能を実現できた理由は、HDMI連携とレコーダーに内蔵されたメモリだ。テレビの電源を入れると、HDMI連携でレコーダーも起動し、その後はチャンネルを変えるたびにレコーダーも追随する。そして内部メモリに15秒間の映像を常にバッファしておき、ユーザーが「リプレイ」ボタンを押すと、バッファ内の映像を再生する仕組みだ。同時にHDD録画を開始し、その後は録画しながら再生を続ける。また、視聴中の番組を録画したいときに便利な「見て録」機能を搭載。ボタン1つで視聴中の番組をHDDに録画する。

photophoto レコーダーのGUI解像度は960×540ピクセル。フルHD解像度にしなかったのは「レスポンス重視」のためだ。また大きめの文字を表示して見やすくする意図もあるという。確かに大きい(右)

テレビのEPGでは録画予約できない?

 ただ、残念ながらテレビ側のEPGを使ってHDDレコーダーに録画予約を行うことはできない。理由は「録画用のEPGが2つあると操作が複雑になるため」(同社)。気持ちはわかるが、EPGが2つあるほうが複雑という意見も出てきそうだ。なお、このあたりは最終仕様ではないため、製品出荷までに変更される可能性もあるという。

photophoto レコーダーのEPGは、時間帯を指定すると各チャンネルの番組がリスト状に表示されるタイプ

 一方の「BRX-NT1」は、VOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスを利用する「ネットワークTVボックス」だ。HDMIケーブルで接続すると、おき楽リモコンの「VOD」ボタン一発でインターネットの動画配信サービスを利用できる。

photophoto 「BRX-NT1」の背面と対応するサービスの一覧

 対応するサービスは、「アイビオ」「アクトビラ」「オンデマンドTV」「ギャオネクスト」「ギャオ」「クラビット・アリーナ」「Gクラスタ」の7サービス。もちろんアクトビラは動画サービスの「アクトビラ ビデオ」をサポートした。

 ユニットの外形寸法は100(幅)×184(高さ)×125(奥行き)ミリ。重量は約470グラム。出力端子として、HDMIのほかにD4映像と光デジタル/アナログ音声出力×1を備えている。


 2つの「ブラビアユニット」は、いずれもオープンプライス。店頭では、「BRX-A250」が5万円前後、「BRX-NT1」が3万円前後になる見込み。ちなみに、BRX-A250は1台のブラビアに2台を同時接続することが可能だ。この場合、おき楽リモコンの「VOD」ボタンを押すとテレビ入力が切り替わり、2台目の操作メニューが現れる仕組み。大容量の録画用ストレージがほしい人には魅力的だろう。

 ソニーでは、今回発表した「BRAVIA」および「ブラビアユニット」を8月30日から東京・銀座ソニービルと大阪・梅田のソニースタイルストアで先行展示を行う。一足早く触れてみたい人は是非どうぞ。

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