　予想通りというかなんというか、アクセストップ10のうち半分の5つが新iPodに関する話題で占められた。ちなみに今回の1位である新iPodの速報記事が掲載されたのは9月6日の午前4時過ぎ。今回の集計期間は8月31日から9月6日なので、実際のところ24時間にも満たない時間でアクセストップに躍り出たことになる。関心が高いだろうとは予測していたが、これほどまでとは。

　発表されたiPodファミリーのうち、iPod shuffle／nano／classicは出荷が開始されており、オンラインのApple Storeでも「出荷予定日：24時間以内」となっている（iPod classic 160Gバイトのみ「出荷予定日: 1-3 営業日）。動画再生も可能となった新型iPod nanoについてはレビューも掲載済み（前編、後編）なので、気になる方はぜひチェックして頂きたい。

　そうなると気になるのがiPod touch。Apple Storeでは8G／16Gバイト版のいずれも「9月28日までに出荷」となっており、ショップ内ショップである「Mac Shop」を構えるビックカメラの販売サイトでは「予約受け付け準備中」の状態。その他家電量販店の販売サイトをのぞいてみると「予約受け付け」の状態が多いようだが、なかには「予約受け付け終了」となっているところもあった。

　タッチスクリーンによるユーザーインタフェースや3.5インチの大型液晶、Webブラウザ「Safari」、YouTube閲覧機能など見所の多いiPod touchだが、個人的にはWi-FiでPCレスの楽曲購入が可能になる「iTunes Wi-Fi Music Store」をぜひとも利用してみたい。

　「欲しいときに欲しい曲が買える」サービスとしては着うたフルが先行している訳だが、個人的にはその値段と音質に満足できない。最近では携帯電話側の進歩も著しいのは分かるのだが、電池の保ちや操作性を考えると、まだ携帯電話は携帯電話、プレーヤーはプレーヤーで別に存在する方が現状ではベストではないかとも思うからだ。

　iTunes Wi-Fi Music Storeは「現在提供してるiTunes Storeとまったく同じ」（米AppleのiPod担当シニアディレクター、スタン・イング氏）で、iPod touchの出荷開始日にはサービスインする予定。難点といえば、無線LANの圏内にいないと利用できないことと、~~うっかり~~ついつい曲をたくさん買ってしまいそうなことか。何はともあれiPod touchの出荷開始が待ち遠しいことには変わりない。