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教科書を朗読するHDD内蔵ラジオサーバー、オリンパス

» 2007年09月12日 14時50分 公開
[ITmedia]

 オリンパスイメージングは9月12日、HDD内蔵ラジオレコーダーの新製品“ラジオサーバー”「VJ-10-JB」を9月14日より同社オンラインショップや三省堂などの全国主要書店で販売すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万5000円前後。

photo ラジオサーバーVJ-10-JB

 新製品は2007年2月に発表した「VJ-10」に、高等学校用の日本史/世界史の教科書を声優が朗読した「《三省堂 聞く教科書シリーズ》高等学校 日本史 世界史」の音声データを収録したモデル。古代・中世・近世・近代・現代・戦後の6つに分かれた編成で、それぞれの目次を選択すれば聞きたいところから再生できる。日本史は約12時間48分、世界史は約14時間23分の音声を収録した。

 37Gバイトのハードディスクには、FM/AMラジオの音声を長時間モードで2500時間、高音質モードでも約625時間録音できる。20件の番組予約、20局のラジオ局が登録可能で、タイマー予約機能も備えた。録音はWMA方式のみで行うが、再生はWMAとMP3に対応。USB接続でパソコンやICレコーダーなどと音声データのやりとりができる。またライン入力を備え、MDなどの音声も録音できる。

 日時や放送局などで録音データを検索できる機能、早聞き/遅聞き機能やA-B間リピート機能などを備える。ディスプレイは3.9インチのSTNモノクロ液晶でスピーカーはステレオ。そのほか時報を利用した時計自動補正機能などを搭載した。本体サイズは約205(幅)×120(高さ)×89(奥行き)ミリ(最大突起部含まず)で、重さは約640グラム(本体のみ)。電源は付属の専用ACアダプタ。

 また、同社の関連会社ラジオカフェが運営するウェブサイトでは、10月15日より同様の教科書コンテンツを有料で配信するほか、9月14日から落語や文芸作品の朗読、対談などの音声コンテンツを配信する「ラジオデイズ」を開始する。

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