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お部屋のニオイを退治する電動ファン付き消臭機橘十徳の「自腹ですがなにか?」第12回(1/2 ページ)

» 2007年09月18日 13時17分 公開
[橘十徳,ITmedia]

 まだまだ暑い日が続いているが、こういう時期に悩まされるのが生活の中の悪臭だ。生ゴミや靴箱、トイレなど家庭の中にはさまざまな臭いの発生源がある。これらの臭いが暑さによって倍加されてしまうのだ。そこで今回は、東芝電池の消臭器「エアリオン・スリム」(型番:DC-230)を買ってみた。悪臭に悩まされている人には注目のアイテムだ。

photophoto 「エアリオン・スリム」(型番:DC-230)のパッケージと本体

電動ファンで消臭成分を拡散

 市販の消臭剤で最近店頭でよく見かけるのは、透明な樹脂製のケースにビーズ状の消臭剤が入ったものだ。ビーズは自然乾燥により空気中に放出されて、臭いの分子に吸着したり、芳香剤で悪臭を包み込んで消臭する。「エアリオン・スリム」の場合はこれらの一般的な消臭剤と違って、本体に電動ファンが内蔵されている。風を起こすことで強制的に消臭剤の成分を拡散させるので、普通の消臭剤に比べてすばやく消臭成分を部屋に行き渡らせることができるわけだ。

 肝心の消臭剤だが、これは「エアリオン・ジェル100SP」と呼ばれる独自のものを使っている。活性炭や竹炭、芳香剤などを使用したものではなく、取り込んだ悪臭の分子を化学反応によって吸着して無臭にする「クラフト重合法」によって開発されたものだそうで、消臭する速度が速く長時間持続し、一度吸着した悪臭成分は2度と放出されないという。芳香剤と違ってこれ自体は無臭なのもいい。

photophoto 正面カバーを開けたところ(左)と「エアリオン・ジェル100SP」

 しかも、花やアロマオイルなどの悪臭でない香りは消臭しないというから驚きだ。謳い文句だけ見れば理想的な消臭剤と言えるが、果たしてその効果はどんなものだろうか。購入したのは「Amazon.co.jp」で、価格は2800円。普通の消臭剤に比べると少々高いが、ファンを内蔵している分、効果が上がると思えばそれほど気にはならない。

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