ボディは、「IXY DIGITAL 600」や「700」、「800 IS」、「810 IS」、「900 IS」などで採用された連続曲面のフォルム「カーバチャーデザイン」を継承しつつ、新たに「エクストルードデザイン」と呼ぶ手法を取り入れている。これは「型から押し出されたかのような自然な造形」とのこと。円柱を押しつぶしたような形状で、ボディを横から見るとカマボコのような形にも見える。
外装はシルバーのステンレス素材をベースにして、レンズの周りやボディの側面にツヤ消しブラックを、背面には光沢感のあるブラックの素材をそれぞれ配置する。銀と黒のコントラストや、光学ファインダーを省いて3型液晶を搭載したことは、下位モデル「IXY DIGITAL 90」を彷彿させるが、90のようなエッジが立ったデザインではなく、全体のラインが滑らかな曲面である点が大きく異なる。また、天面に凹みを、背面に段差を設けるなど、ホールド性を高めるための新しい工夫もされている。
ボディのある部分では従来製品のデザインを受け継ぎ、ある部分では新しい趣向を取り入れつつ、全体としては一目でIXY DIGITALだと分かる基本イメージを保っている。このように、新製品ごとにデザインのバリエーション展開を見せてくれるのがIXY DIGITALシリーズの面白さだ。各モデルのスペックが違うのは当然だが、自分のデザインの好みに応じて製品を選ぶのもいいだろう。
操作面での従来機との大きな違いは、モードダイヤルを省き、ボディ背面になる再生ボタンのワンタッチで再生モードに移行可能になったこと。静止画と動画モード、シーンモードの切り替えは、天面のモードスイッチで行う。本機と同じく3型液晶を搭載した「IXY DIGITAL 90」とほぼ同じ操作系だ。
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