ITmedia NEWS >

人の“動き”がわかるエアコン、ナショナル「エアロボ」(1/2 ページ)

» 2007年10月09日 17時18分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 ナショナルは10月9日、ルームエアコンの新製品「Xシリーズ」(通称:エアロボ)8機種を発表した。赤外線センサーで人の居場所や活動量を測定する「いるとこサーチ」を搭載。くつろいでいる人と忙しく動いている人が同じ部屋で快適に過ごせる「夢のようなエアコン」(同社)。11月1日から順次発売する。

photophoto 「Xシリーズ」(通称:エアロボ)
品名 冷暖房・除湿タイプインバータールームエアコン
型番(単相100ボルト) CS-X228A CS-X258A CS-X288A CS-X368A CS-X408A
型番(単相200ボルト) CS-X288A2 CS-X368A2 CS-X408A2 CS-X508A2 CS-X638A2 CS-X718A2
適用範囲 6畳用 8畳用 10畳用 12畳用 14畳用 16畳用 20畳用 23畳用
プラチナホワイト、プラチナベージュ
実売想定価格※1 19万円前後 21万円前後 23万円前後 24万円前後 25万円前後 28万円前後 31万円前後 33万円前後
発売日 11月1日 11月20日
※1:価格はすべてオープンプライス

 「いるとこサーチ」では、赤外線センサー(人感センサー)とフレネルレンズを組み合わせたセンサーユニットを3〜5個使い、左右160度/距離7.5メートルのエリアを測定する。人の居る場所を検出すると、「頭1つ分の動きがあれば検知できる」という精度を持つ活動量サーチ機能が“人間の動き”を4段階で判別。この情報をもとに、テレビを見ているなど動きがない人に対しては通常設定より体感温度が1度上がるように(暖房時)、またアイロン掛けなど活動量の大きい人には体感温度が2度ほど下がるように風量を割り当てる。体感温度が異なる2つのエリアを作り出すことで、同じ部屋にいながら2人とも快適に過ごせるという。

photophoto 「いるとこサーチ」の赤外線センサー(左)と活動量サーチのデモ(右)。アイロン掛けをしている人のグラフが大きく上下している

 実際に風量や風向きを変えるのは進化した「新・気流ロボット」だ。新たに左右独立制御のルーバーを搭載し、羽根のサイズも大型化。室内の特定の場所をスポット的に温めたり、冷やしたりといった動作が行えるようになった。

photophoto 「新・気流ロボット」は左右のルーバーを独立して制御できるようになった(左)。いるとこサーチをオンにすると、テレビを見ている人もアイロンをかけている人も、皮膚温度は快適とされる32〜34度で安定する(右)
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.