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三洋、ケータイ通話も録音するボイスレコーダー

» 2007年10月10日 16時35分 公開
[ITmedia]

 三洋電機は10月10日、ICボイスレコーダー“DIPLY TALK(ディプリトーク)”の新製品「ICR-S279RM」「ICR-RB78M」を10月下旬より販売開始すると発表した。価格はいずれもオープンで、実売想定価格はICR-S279RMが2万円前後、ICR-RB78Mが2万5000円前後。

photo 「ICR-S279RM」(左)、「ICR-RB78M」(右)

 ICR-S279RMにはクリップ付きの分離可能なイヤフォン型ステレオマイク「3WAYマイク」が付属。このマイクを利用することで通常のステレオ録音のほか、自身の耳で聞いているかのような臨場感ある録音を行える「バイノーラル録音」、通話相手の声と自分の声をステレオ録音できる「電話録音」が行える。

 電話録音については、マイクの片方を自分の耳に、もう片方をクリップで電話通話口近辺に取り付けることで行うスタイルとなっており、携帯電話から自宅の固定電話、ビジネスフォンまで電話の機種を問わないのが特徴だ。

photo ICR-S279RMには「3WAYマイク」が付属

 内蔵メモリは1Gバイトで、録音時のファイル形式はMP3。最高音質のSHQモードで約17時間40分、モノラルのLPモードでは約142時間の録音が可能。再生はMP3のほかWMA(Windows DRM10対応)も行える。電源は単四形アルカリ乾電池1本。同社製LSI「DIPLYエンジン」の搭載によって、ステレオ録音約30時間/再生約26時間という「世界最長」(同社)の長時間駆動が可能となっている。

 本体サイズは30.6(幅)×120.9(高さ)×16(奥行き)ミリ、約57グラム。折りたたみ式のUSB2.0対応コネクタを備えており、ケーブルの持ち運びが不要となっている。

 ICR-RB78MはAM/FMラジオチューナーを搭載。毎日/毎週/1回(24時間以内)のタイマー録音機能も備えており、語学講座などの録音も問題なく行える。ICR-S279RMと同じく1Gバイトのメモリを搭載しており、最長で約35時間30分のラジオ番組録音が行える

 そのほかICボイスレコーダーとしての基本機能はICR-S279RMとほぼ同等。録音時のファイル形式はMP3でSHQ/HQ/SP/LPと4種類の録音モードを用意するが、内蔵マイクはモノラルのため、SHQ/HQ/SPの各モードでステレオ録音する際には外部マイクの接続が必要となる。電源は単四形アルカリ乾電池2本で、本体サイズは42(幅)×109(高さ)×19(奥行き)ミリ、約82グラム。

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