もちろん内蔵メモリーへの録画も行える。最長録画時間は録画可能なフラッシュメモリタイプのワンセグ機器としては最大クラスの約100時間(4GバイトメモリのNW-A916は約25時間、8GバイトメモリのNW-A918は約50時間)だ。
視聴中の番組を録画するほか、タイマー並びに番組表からの録画機能も備えている。連続ドラマなど帯番組の録画に便利な「毎回録画」も用意されているが、さすがにキーワードを指定しての録画は行えず、「毎週○曜日の×時〜」「毎週月〜金曜日の×時〜」といった「曜日+時間+チャンネル」の指定にとどまっている。
録画時の動画コーデックはMPEG-4 AVC/H.264(Baseline Profile)で、4:3コンテンツについては240×180ピクセル、16:9コンテンツについては320×180ピクセルで録画される。音声コーデックはAAC-LA(対応放送の場合はHE-AAC)だ。ただ、その他のワンセグ機器と同様、録画したフィアルを外部メディアへコピーやムーブさせることはできないので、コーデックに対してさほど神経質になる必要はないだろう。
再生は「ワンセグ」メニューの「ワンセグビデオ」から行う。再生中は画面のタテヨコを切り替えられる。再生速度もシークバーを利用するほか、「早見早聞」として音声と映像を等倍/1.25倍/1.5倍の速度で再生させることもできる。字幕が同時放送されていた場合に限られるが、字幕だけを一覧表示させる「字幕一覧」機能も用意されている。字幕は任意のタイミングで録画した番組へ切り替えることも可能となっているため、字幕一覧であらすじを追い、気になる場面を映像で確認することもできる。
最長で約8.5時間のワンセグ録画が行えるが、PCとUSBで接続されている状態(USB充電中)ではワンセグの受信と録画ができないので注意したい。別売ではあるがACアダプター「AC-U50AD」も用意されているので、自宅でワンセグの視聴/録画を頻繁に行う場合には購入しておく方が便利だろう。
2.4インチ/QVGAの液晶画面は精細感が高く、小型テレビとして十分な画質を提供してくれる。背面に用意されている切り込みへコインなどを差し込めば、机の上に置いて視聴するのに適した角度がつくのもグッドアイディアだ。画面を横置きに変更すると十字キーの左右もあわせて変更されるのだが、OPTION/BAKCボタンで呼び出されるメニュー項目は縦置き時のまま。これは改善を求めたいところだ。
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