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4Gメモリ搭載、内蔵ソフトでブログ更新――サイバーショット「DSC-T2」

» 2007年10月24日 15時00分 公開
[ITmedia]

 ソニーは10月24日、コンパクトデジタルカメラ“サイバーショット”「DSC-T2」を11月22日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万3000円前後。

photo DSC-T2(ホワイト)

 新製品は「T2」と名付けられてはいるが、薄型サイバーショットの記念碑的モデルである「DSC-T1」の後継ではなく、今秋発売の「DSC-T70」(→ソニー、スリムボディに笑顔認識の光学3倍コンパクト「DSC-T70」)をベースに、よりカジュアル性を強めたモデル。

 大きな特徴は4Gバイトという大容量の内蔵メモリ。VGAモードならば最大で約2万4000枚の撮影画像を内蔵メモリに保存可能だ。メモリースティック デュオ/PRO デュオ/PRO-HG デュオ対応のスロットも用意されており、別売のメモリースティックをセットすればそれ分だけさらにメモリ容量を拡張可能だ。

photophotophoto レンズカバー閉時(左)、ブラック(中)、グリーン(右)

 PCに保存されているデジカメ画像を本製品の内蔵メモリへ書き出し、搭載する2.7型液晶で楽しめる。付属ソフト「Picture Motion Brower」(PMB)には画像を本製品での表示に最適化する機能が用意されており、PMBを経由した画像(VGA)ならば最大4万枚が本製品のメモリに保存できる。

 大容量の内蔵メモリを活用するため、2Gバイトのメモリを搭載する「DSC-G1」(→レビュー:撮った写真を持ち歩ける“アルバムカメラ”――サイバーショット「DSC-G1」)と同様のアルバム機能を搭載。撮影した画像のExif情報をもとに、「時系列」「イベント」「お気に入り」「ブログ掲載用(シェアマーク)」と4つのリスト化が行える。イベントについてはPMBを利用すれば「運動会」や「旅行」など任意のタイトルを付けられる。

 ブログ掲載用(シェアマーク)はブログ掲載用の写真を事前にチェックしておく用途のほか、もうひとつユニークな役目を持っている。本製品はPMBの一部機能を内蔵しており、PMBがインストールされていないPCへ接続しても、シェアマークリストにチェックされている画像を内蔵PMBの機能を使ってMixiやYouTubeなど任意のネットサービスへアップロードできる。

 画像のリサイズ設定やアップロード先の情報などもカメラ本体内に保存されるほか、接続したPCには画像や設定などのデータは残らない仕組みとなっているため、外出先のネットカフェや旅先の知人宅などから気軽にブログやSNSなどの更新が行える。

photo 背面は2.7型(23万画素)のタッチパネル

 背面液晶はタッチパネルとなっており、撮影や閲覧、設定などのさまざまな操作は基本的に画面を指で触れることで行う。撮影画像については、スタンプ(30種類)やフレーム(15種類)で自由にアレンジできるほか、魚眼やレトロ、放射といったカメラ内レタッチ機能も備えている。

 カメラとしての基本機能はDSC-T70とほぼ同等。笑顔検出機能「スマイルシャッター」や1/2.5型810万画素 Super HAD CCDやフルHDの静止画出力機能、画像処理エンジン「BIONZ」、顔認識機能などを搭載している。レンズは光学3倍のカール ツァイス“バリオ・テッサー”で、焦点距離は35ミリ換算で38〜114ミリ(F3.5-4.3)。光学式手ブレ補正機能も備えている。

 “デジタルアルバム”というコンセプトでフラットに仕上げられたボディのサイズは86.8(幅)×56.8(高さ)×20.2(奥行き)ミリ、約129グラム(本体のみ)。カラーはホワイト/ブラック/グリーンの3色。ソニースタイルオリジナルとしてブルーとピンクのカラーバリエーションも用意される。

photophoto ソニースタイル限定モデルのブルー(左)とピンク(右)

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