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第84回 日常風景と素顔の関係今日から始めるデジカメ撮影術(1/3 ページ)

» 2007年11月08日 13時35分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 観光とか正月とかピクニックとか公園とかそんな「お出かけ先」や「イベント」で撮るポートレートもいいけれども、もっと日常的におうちや近所の散歩でもばしばし撮ろう、というのが今回の主旨。

 カメラに向かってニコッと微笑んだ写真もいいけど、日常のリラックスした写真もいいのだ。

家から5分のお散歩写真

 まずは屋外お散歩編。なんてことない日常の散歩や買い物もよく見るとシャッターチャンスの宝庫といえる。


 歩きながら何気なく横から撮影。こちらも歩いてるからブレやすいけど、ピントさえちゃんと合ってればブレてるなりに臨場感のある写真になるのだ。

 うまくいくと、こんな感じに髪がふわっとした写真になったりする。


 この際、カメラは縦でも横でもいいし、カメラが傾いていてもいい。撮りやすいように持って撮るべし。

 散歩してたら公園にたどり着いたのでちょっと遊ぶ。小さななんて事ない公園でも写真を撮るには問題なし。

 小さな公園の遊具といえばジャングルジム……っぽいもの。狭い公園でもこういう上下の空間を使えると結構楽しめるもの。

 ハイアングルとローアングルで遊んでみよう。


 自分が上に上ってハイアングル撮影。広角側で撮ると実際より高く見えるので楽しい。


 ちなみにこんな感じの場所。彼女にも上ってもらって、自分はさらに上にいくと、ちょっと浮いてる感じがして高さも強調されて面白くなる。

露出補正なし(左)、露出補正-1(右)

 背景が地面のように暗い色だと顔が明るく写りすぎるので、マイナスの補正をかけると吉。

 ちょっとポーズを付けて斜めから撮ってみた。前後左右だけじゃなくて上下を使って遠近感を出すと足がすらっと見えるし可愛い写真になる。

 今度は逆に下から。

フラッシュ無し(左)、フラッシュ有り(右)

 彼女に上ってもらって下から撮ってみた。空が背景になると絶対逆光で顔が暗くなっちゃうので、そういうときは素直にストロボをたくべし。

 広角側で見上げるとより遠近感が強調される。


 手前からフラッシュをたいている関係でどうしても手前ほど明るくなっちゃうが、まあコンパクトデジカメなのであまり細かいことは気にしない。

 家から5分の小さな公園でも、遊具を利用すればいろんな写真が撮れる。ちょっとしたお散歩にもカメラを忘れずに。

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