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連載2007年11月15日 14時55分 更新
デジモノ家電を読み解くキーワード:「BD-R/RE」――BDメディアの現状を整理するDVDに比べるとBDメディアの種類は少ないが、デビューから数年が経過し最近では増加傾向にある。今回は、Blu-rayの記録メディア「BD-R」と「BD-RE」の現状について解説する。BD-RかBD-REか、12センチか8センチか利用者が録画・記録可能なBlu-ray Discは1回のみの書き込みに対応する(追記型)「BD-R」と、繰り返し記録・消去が可能な(書き換え型)「BD-RE」の2種類が販売されている。Blu-ray Discレコーダーはまだ本格普及期に入ったとは言い難い状況だが、量産効果によるものか、ブランクメディアの店頭価格も以前に比べこなれてきた感がある。 BD-R/REメディアは、記録層の数で物理的に分類できる。現行製品は1層と2層の2種、1層あたり25Gバイトなので2層は50Gバイトと容量は倍になる。2007年夏にはビデオカメラ用の8センチメディアも登場、こちらは1層が7.5Gバイトで2層が15Gバイトだ。ただし8センチ/2層は現在のところ製品化されておらず、11月初旬の時点で唯一市販されているBDカム・日立製作所「DZ-BD7H」も2層のメディアには対応していない(→レビュー:価値あるBDビデオカメラ――日立“BDカム Wooo”「DZ-BD7H」)。 8センチ用のフォーマットが登場本格的な普及期はこれからのBlu-ray Discだが、BD-R/REとも数回にわたる規格の変更が行われている。現行のBDレコーダーは、BD-R Ver.1/1.2とBD-RE 2.0/2.1に対応している機種がほとんど。基本的に後方互換性は保たれているが、ハードコート技術を採用する以前の(カートリッジ式)BD-RE Ver.1.0には対応していない機種がある点には要注意。 最新版のBD-R Ver.2.0およびBD-RE Ver.3.0は、ディスクの物理仕様に変更はないものの、アプリケーション層に「BDMV」を採用したことが目新しい。DVDでいうところのDVD-ROMやDVD-Videoに相当する規格であり、ビデオストリームにMPEG-4 AVCを使用できるなど、BDカムコーダを意識した内容となっている。 新顔のメディア「LTH」に注目今秋発売されたBDメディアの中には、「Low To High(LTH)方式」に対応するものがある。BD-R LTHは2007年3月にBDA(Blu-ray Disc Association)によって承認されたばかりの規格で、従来のBD-Rとは互換性がない。BD-R LTH対応と明記された機種でなければ、原則として録画も再生もできないのだ。 BD-R LTHの特徴を一言でいうと「安価」。DVD-Rと同じ有機色素材料を記録膜に採用したことによって、既存のCD-RやDVD-Rの製造設備が転用可能となり、メディアの生産コストを引き下げる目算が立ったのだ。安くなったとはいえDVDに比べると高止まりしているBlu-Rayメディアだが、BD-R LTHの登場により、ぐっと身近な存在になることだろう。 執筆者プロフィール:海上忍(うなかみ しのぶ) ITコラムニスト。現役のNEXTSTEP 3.3Jユーザにして大のデジタルガジェット好き。近著には「デジタル家電のしくみとポイント 2」、「改訂版 Mac OS X ターミナルコマンド ポケットリファレンス」(いずれも技術評論社刊)など。 関連記事
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