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ハリウッドにおけるジャッキー・チェンの地位を定着させた人気アクション・シリーズの、6年ぶりの新作「ラッシュアワー3」が1月25日に2枚組のプレミアム・エディションとしてDVD化される。
特典は予告篇集、メイキング映像、NGシーン、未公開シーン集、ビジュアル・エフェクト、プロダクション・ダイアリーなど約170分を収録。音声はドルビーデジタルサラウンドEXとDTS-ESの迫力サラウンドで収録している。
1作目はLA、2作目では香港が舞台となっていたが、今回は花の都パリが舞台。刑事から格下げされたカーター(クリス・タッカー)は、マイケル・ジャクソンの物真似をするなど不真面目な交通整理で道路を混乱させていた。一方のリー捜査官(ジャッキー・チェン)はハン大使の護衛。ところが、チャイニーズ・マフィア“シャイシェン”の存在を公にしようとしたため、ハン大使は狙撃されてしまう。
追跡を開始し、犯人を追い込んだリーは、暗殺者を見て驚愕する。その男は、リーとは孤児院で兄弟同然に育ったケンジ(真田広之)だった。だがそこへ、無線を聞きつけたカーターの暴走車が飛び込んで来て、ケンジに逃げられてしまう。事件の鍵となる人物がフランスにいると知ったリーとカーターは、早速パリへと向かうが……。
なんといっても注目はジャッキーVS真田広之のアクション。特に、約300メートルもあるエッフェル塔の上での死闘、狭い鉄骨の上に立った2人が、バランスを崩しながらも互いに技を繰り出すシーンは緊張感たっぷり。ジャッキーはもちろん、真田広之のキレのある動きに脱帽。
真田広之のほか、工藤夕貴がナイフの使い手ジャスミンに扮してジャッキーを猛襲し、ポーランド人のロマン・ポランスキー監督(「戦場のピアニスト」)はパリ警察の刑事をユーモラスに妙演、スウェーデンの名優マックス・フォン・シドーが警察組織のトップを演じ、フランスの人気俳優イヴァン・アタル(「ミュンヘン」)はタクシーの運転手役でジャッキー&クリスに絡むという、国際色豊かなキャスティングにも注目。英語、中国語、フランス語、日本語が画面上で飛び交っている。
甲高い声とベタなギャグで飛ばしまくるクリス・タッカーと、ジャッキーとのコンビネーションはもはや名人芸の息に達した面白さ。エンディングロールで流れるお約束のNG集でアクションの苦労がしのばれる。娯楽作として十分楽しめる仕上がり。細かいことは気にせず、頭を空っぽにしてどうぞ。
関連サイト:http://www.eigafan.com/newfilm/archives/2007/07/3.html(公式サイト)
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