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“コンパクト10倍ズーム”が正統進化――LUMIX「DMC-TZ5」

» 2008年02月15日 12時00分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業は2月15日、デジタルカメラ“LUMIX”シリーズの新製品「DMC-TZ5」を発表した。3月14日から販売を開始し、価格はオープン。実売想定価格は4万7000円前後。

photophotophoto カラーはブラウン(左)、シルバー(中央)、ブラック(右)の3種類

 2007年3月に発売した「DMC-TZ5」(関連レビュー:“奥様”以外も使いたい、スキのない広角ズームデジカメ――「DMC-TZ3」)の後継機。“コンパクトボディ&光学10倍ズーム”という特徴を継承しながら、画質と向上や新機能の搭載がなされている。

 有効画素数は従来の720万画素から有効910万画素にアップし、画像エンジンには高感度撮影時のノイズ感を低減した「Venus Engine IV」を採用することで、画質を向上を図っている。最大ISO6400の「新高感度モード」も搭載し、暗い被写体にもさらに強くなった。レンズの焦点距離は28-280mm(35mm判換算)と従来と変わらない。開放F値はF3.3-F4.9。

 新機能として、カメラが自動で被写体に適した撮影設定を行う「おまかせiA(インテリジェント・オート)」モードを搭載した。同モードでは、「トリプルブレ補正」「顔認識」「自動シーン判別」「クイックAF」「暗部補正」の機能を駆使し、さまざまな撮影環境に対応する。また簡単に操作できるデジタル赤目補正機能も備えた。

 動画撮影モードでは、1280×720ピクセルのハイビジョン動画(30fps)の撮影が可能になった。また先々代のモデルである「DMC-TZ1」(関連レビュー:旅行に役立つ10倍ズームと小型ボディ――「LUMIX DMC-TZ1」)では可能だった動画撮影中のズーム機能も復活している。

 液晶モニターのサイズは従来と変わらず3インチだが、画素数は約2倍の46万画素にアップ。また、環境に応じて液晶の明るさを自動調節する「オートパワーLCD」機能も新たに備えている。

 記録メディアはSD/SDHCメモリーカードとマルチメディアカード(静止画のみ対応)。約50Mバイトの内蔵メモリでも記録できる。リチウムイオンバッテリーを電源とし、撮影可能枚数は約300枚。本体サイズは103.3(幅)×59.3(高さ)×36.5(奥行き)ミリで、重さは約240グラム(バッテリー、カード含む)。

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