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ソニー、高画質・利便性・デザインにこだわった新「BRAVIA」4シリーズ11機種

» 2008年02月21日 16時10分 公開
[ITmedia]

 ソニーは2月21日、液晶テレビ“<ブラビア>BRAVIA”新製品4シリーズ11機種を発表した。3月25日から順次販売を開始する。価格はオープン。

 新製品は、スポーツ/映画/写真など各種コンテンツに適した画質で再現する高画質機能、「ブラビアリンク」および「おき楽リモコン」の利便性・操作性向上、置き方やカラーバリエーションによる空間の演出ができる新デザイン、自社循環再生プラスチックの採用&低消費電力化による環境配慮型などが主な特徴だ。

photo <ブラビア>F1シリーズ
型番 画面サイズ パネル 発売日 市場予想価格
KDL-46F1 46V型 フルHDパネル 3月25日 40万円前後
KDL-40F1 40V型 フルHDパネル 3月25日 29万円前後
KDL-32F1 32V型 WXGAパネル 3月25日 20万円前後
photo <ブラビア>V1シリーズ
型番 画面サイズ パネル 発売日 市場予想価格
KDL-52V1 52V型 フルHDパネル 4月25日 46万円前後
KDL-40V1 40V型 フルHDパネル 4月25日 37万円前後
KDL-32V1 32V型 フルHDパネル 4月25日 26万円前後
photo <ブラビア>J1シリーズ
型番 画面サイズ パネル 発売日 市場予想価格
KDL-32J1 32V型 WXGAパネル 3月20日 17万円前後
KDL-26J1 26V型 WXGAパネル 3月20日 15万円前後
KDL-20J1 20V型 WXGAパネル 3月20日 11万円前後
photo <ブラビア>M1シリーズ
型番 画面サイズ パネル 発売日 市場予想価格
KDL-20M1 20V型 WXGAパネル 3月25日 11万円前後
KDL-16M1 16V型 WXGAパネル 3月25日 9万円前後

各種コンテンツに適した画質で再現する高画質機能

 新製品では、独自の倍速技術「モーションフロー」をフルHDパネルモデル全機種に搭載。従来の2倍のスピード(毎秒120コマ)で映像を映し出すとともに、独自のアルゴリズムにより動きの速い映像を残像感少なく、映画特有の輪郭のゆれをなめらかな動画で再現する。

 また、新開発の独自高画質エンジン「ブラビアエンジン2」を全11機種に搭載。シーンごとの動きや明るさに応じてノイズ低減をコントロールすることができ、動きの少ない映像ではランダムノイズをメインに低減。また暗いシーンではシャープネスを抑えることによってノイズを低減。さらに被写体の動きと映像のノイズを独自のアルゴリズムで分離してノイズ処理を行うため、ノイズを除去しても残像が発生しにくい、効果的なノイズリダクションが可能という。

 映画鑑賞用の専用画質モード「シネマ」を全機種に搭載。ソニー・ピクチャーズエンタテインメントのサポートにより開発したこのモードは、映画製作者の意図をより忠実に再現し、映画館で上映されるオリジナルにより忠実な画質を再現できるという。また、フィルム映画の毎秒24 コマ映像が同じ映り方で再現される「24p True Cinema」機能も全機種に搭載。

 デジタルカメラで撮影した写真をテレビの大画面で簡単に鑑賞できる「静止画専用フォト画質モード」を搭載(接続はコンポーネント接続/HDMI 接続/USB接続/DLNA経由接続に対応)。またソニー機器同士の組み合わせで、さらに写真らしい高精細で微妙な質感や色合いの表現を可能にする「ブラビアプレミアムフォト」機能も備えた。

「ブラビアリンク」「おき楽リモコン」の利便性・操作性向上

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 2.4GHz無線通信採用で操作性を向上させた好評の「おき楽リモコン」には、今回新たに「リンクメニュー」のダイレクトボタンをリモコン上に追加。HDMIケーブルで接続されている機器の一覧をワンボタン操作で表示できるようになった。この新「おき楽リモコン」は32V型以上の機種に採用。また、ブラビアリンクが新たにデジタルビデオカメラ「ハンディカム」や「テレビサイドPC」にも対応。リモコン1つで、各種機器の操作が簡単に行える。

新デザイン

 薄型デザインの採用で、壁掛け同様に壁にぴったりと設置できる「壁よせスタイル」を新たに提案。46V型のKDL-46F1は、厚さ74ミリで額縁幅約27ミリという薄型スリムフレーム設計で、別売の壁よせスタンド(SU-FL71M)と組み合わせることで、大画面液晶テレビをすっきりと設置できる「壁よせスタイル」を作り出すことができる。

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 またF1シリーズは、見る角度によって表情を変える新光沢塗装「サファイアブラック」と押し出しアルミを使用した「シルバー」という、2種類の素材を使用したベゼルを用意。J1シリーズでは、セカンドテレビとして置かれる幅広い空間にマッチさせやすいようブラック/ホワイト/レッド/ブラウンの計4色の本体カラーを用意した。

photo F1シリーズはブラック/ホワイト/レッド/ブラウンの計4色の本体カラーを用意

 若年層や女性向けのM1シリーズは、コンパクトな筐体デザインにシルバー/ブラック/ピンク/ブルー/オレンジ/グリーンの計6色のカラーバリエーションを揃えた。さらに、ベゼル部分とループ部分のカラーをユーザーが選べる「スペシャルカラーエディション」を用意(「e-Sony Shop」「ソニースタイル」限定販売)。ベゼルカラーはピンク/オレンジ/ブルー/グリーンから、ループ部分はそのベゼルカラーと同系色のカラーもしくはシルバーを組み合わせて計8種類の組み合わせから、好みのカラー選べる。

photophoto M1シリーズの基本カラー6色(左)と、「スペシャルカラーエディション」(右)

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