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松下、37V型までのVIERAに適したシアターラック「SC-HTR110」

» 2008年03月06日 18時16分 公開
[ITmedia]
photo “ラックシアター”「SC-HTR110」

 パナソニックは3月6日、テレビラック一体型シアターシステム“ラックシアター”「SC-HTR110」を4月20日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は7万円。

 内蔵の2.1chスピーカーだけでサラウンド環境を作り出す、ドルビーバーチャルスピーカーを搭載したテレビラック一体型システム。横幅は850ミリと既存製品「SC-HTR310-K」「SC-HTR210-K」より一回り小さく、薄型テレビ“VIERA”での推奨サイズは32V型から37V型までとなっている。

 小音量では聞こえにくい低音域の周波数特性を補正することで、音量を抑えたままでも豊かな臨場感を実現する「ウィスパーモードサラウンド」機能のほか、HDMIコントロール機能「VIERA Link」を搭載。また「番組ぴったりサウンド」機能によって、「PX80」などの対応製品と組み合わせた際には、視聴中の番組内容にあわせたサウンドモードへと自動的に切り替わる。

 フロントスピーカーには竹繊維振動板を採用。音の立ち上がりに優れ、高音も伸びるクリアな音の再生を実現したという。また、ウーファーは約17リットルの容量が確保されており、迫力のある重低音を再生する。ウーファーについては、既存製品に搭載されているユニットを対向配置して不要な振動を抑制する“振動キラー”「デュアルドライブ方式」も継承している。

 ドルビーデジタル/DTS/AACのデコーダーを搭載するほか、BDビデオで採用されている7.1chリニアPCMの入力にも対応。別売のワイヤレスリアスピーカー「SH-FX60」を組み合わせればサラウンドスピーカーの増設も行える。インタフェースは、HDMI入力×1系統とHDMI出力×1系統、光デジタル入力×2系統、アナログ入力×2系統。実用最大出力はフロントが65ワット×2、ウーファーが90ワット。

 本体サイズは850(幅)×441(高さ)×388(奥行き)ミリ、約32.5キロ。底面にはキャスターが設けられており、室内での移動も容易に行える。中央部のラックスペースは棚板の高さを3段階に調節可能で、レコーダーなどを2台まで収納できる。

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