news104.jpg
レビュー
2008年04月28日 20時37分 更新

ブラウザの描画速度も向上:

“REGZA”Z3500で「アクトビラ ビデオ・フル」を試す

東芝が“REGZA”「Z3500シリーズ」のファームウェアバージョンアップを開始。これにより、「アクトビラ ビデオ」および「アクトビラ ビデオ・フル」の動画コンテンツも楽しめるようになった。さっそくアップデートしてみよう。
photo “REGZA”「Z3500シリーズ」。今回は37V型の37Z3500で試した

 東芝は4月28日、液晶テレビ“REGZA”「Z3500シリーズ」のファームウェアバージョンアップを開始した。これまでは静止画ベースの情報サービス「アクトビラ ベーシック」だけのサポートだったが、今回のアップデートにより「アクトビラ ビデオ」および「アクトビラ ビデオ・フル」の動画コンテンツも楽しめるようになる。しかも、ブラウザの描画がはやくなるというオマケ付きだ。

 Z3500シリーズは、昨年秋に登場したREGZAシリーズのトップモデル。後継機が発表され、店頭価格も手頃になったタイミングでの大きな機能追加は、ユーザーはもちろん、安くなるのを待っていた人たちにも朗報だろう。ちょうど編集部に試用機があったので、さっそくアップデートしてみた。

 ファームウェアアップデートは、地上デジタル放送とBSデジタル放送およびインターネット経由で実行できる。放送波の場合は深夜に行われているため、自動アップデートを設定している人なら、今朝テレビのスイッチを入れたら既にアップデートが済んでいるはず。ソフトウェアのバージョンを表示して、末尾が「115-181D」になっていれば、無事に終了した証拠だ。

photophoto 昨日まで(左)と今朝(右)のソフトウェアバージョン。自動アップデートを設定して、リモコンで電源をオフにしておけば、翌朝には完了している
ダウンロード方法 期間
地上デジタル放送 4月28日〜5月4日 0:41〜1:21、2:41〜3:21
  5月5日〜5月11日 0:36〜1:16、2:36〜3:16
BSデジタル放送 4月28日〜5月4日 2:11〜2:31 14:09〜14:29
サーバーダウンロード 4月28日 9:00〜 (随時)

 まだアップデートできていないが、すぐに試してみたいという人は、手動でサーバーダウンロードを実行すればいい。Z3500をインターネット回線に接続した状態で、「設定メニュー」から「機能設定」→「ソフトウェアのダウンロード」を選択。ダウンロード後に「ソフトウェアの更新」を行えば、テレビが再起動してバージョンアップは終了する。操作は画面の指示に従うだけ。回線状況にもよるが、ダウンロードから更新まで十数分もあれば完了する。

 ソフトウェアの更新が終了したら、リモコンの「ブロードバンド」ボタンを押して「アクトビラ」を選択。すると、「ダウンロードにより、アクトビラ ビデオにバージョンアップしました」というダイアログが表示され、トップページも変わっていた。昨日まではグラビアなど静止画コンテンツの情報が並んでいた部分に動画コンテンツ関係のナビゲーションが設けられている。

photophoto 初回起動時には「ダウンロードにより、アクトビラ ビデオにバージョンアップしました」と教えてくれる(左)。上半分が動画コンテンツのナビゲーションに変わった(右)。もちろん、静止画の情報サービスも今まで通り利用できる

 トップページを開くと、Webブラウザの表示速度が速くなったことに気がついた。もちろんPCのブラウザに比べるとまだ遅いが、テレビのファームウェアアップデートで“体感”できるレベルの速度向上が実現できたというのは、ちょっとした驚き。これならコンテンツの一覧表示などでイライラすることはかなり減ると思う。

無料コンテンツも充実

 アクトビラは、メーカー主導で作られたコンテンツサービスのため、極力、導入時のハードルを下げている点が特徴。回線の種類は問わず、ISPも限定していないオープンなサービスで、入会金や月額基本料金も不要だ。有料コンテンツを視聴するときだけ、クレジットカードもしくはSmash決済を行えばいい。料金は新作映画の場合で525円。ドラマやアニメはセット料金も用意されているほか、作品のPRを兼ねて第1話を無料で公開しているケースもある。お金を使わなくても結構楽しめるのが嬉しい。

photo アクトビラのPC用Webサイトにある「スピードテスト」。今回の試聴環境はイッツコム(CATV)のインターネット接続サービス「かっとびワイド」。スピードテストの結果は下り21Mbpsほどで、ビデオ・フルの試聴にも全く問題なかった

 ただ、回線速度だけはハードルを下げられない。実際に伝送されるコンテンツは、SD解像度の場合で4Mbps、HD解像度のビデオ・フルは8Mbps。H.264の映像自体は6Mbpsだが、これにAAC音声などを含めコンスタントに8Mbpsの帯域幅が必要だ(推奨環境は12Mbps以上)。

 回線速度のチェックには、アクトビラのPC用Webサイトにある「スピードテスト」が便利だ。アクトビラの配信インフラを提供するIIJのサーバを利用しているため、実際のサービスに近い環境で検証できる。一方、テレビしか持っていない場合はコンテンツ購入前に表示されるテスト映像でしか確認できない。できればアクトビラ側でテレビ用のテスト環境も用意してほしいものだ。

 最後に画質にも触れておこう。アクトビラ ビデオ・フルは、H.264を動画コーデックに使用しており、前述のようにビットレートは6Mbps(映像のみ)。画質の傾向もH.264録画対応のレコーダーを使って6〜8Mbps程度のフルハイビジョン録画をしたときに近い印象を受けた。つまり、デジタル放送やBDパッケージに比べれば情報量は少ないし、細かいテロップの周囲にはノイズも散見されるものの、解像感はしっかり確保されていて十分鑑賞に耐える。

photophoto 一時停止やチャプター移動も可能。あらかじめサーバ側にトリックプレイ用のファイルを用意しているため、動作ははやい

 なにより、ハイビジョンの映像ソースが増え、しかもリモコン操作で手軽に再生できるのは単純に嬉しいもの。Z3500シリーズを使っているなら、ゴールデンウィークに試してみてはいかがだろうか。

関連キーワード

アクトビラ | REGZA | 東芝 | H.264 | ハイビジョン


[芹澤隆徳,ITmedia]

Copyright© 2010 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


Special

おすすめPC情報テキスト

モバイルショップ

新型Core i5/i3搭載PC発売開始!
HD再生も可能なグラフィックス・コアを備えた最新モデル!

ノートモデルが続々と新発売
Core i7搭載ハイエンドノートから激安ネットブックまで!

キャリアアップ

ピックアップ

news009.jpg 価格比較:高級コンパクトデジカメ09年秋冬モデル、価格を比較
年末商戦向けに展開されている、各社高級コンパクトデジカメの価格を比較した。注目されるのはあえて高画素化の道を選択しなかったモデルだ。

index.jpg ビデオカメラ特集
デジタルビデオカメラは既に“フルHDは当たり前”となってきた。最新機種のレビューでフルHDに次ぐ、新たな選択肢を探してみよう。

news021.jpg 価格比較:「1万チョイまで」で幸せになるカナル型イヤフォン16選
ポータブルオーディオの最も簡単かつ効果的なチューニングはイヤフォンの変更。最近ではバリエーションも充実しており、ちょっと財布のひもを緩めればシアワセになれる。今回は人気のカナル型を集めてみた。

news022.jpg 価格比較:夏の水辺はコレで撮る――今夏の防水デジカメ徹底チェック(後編)
今年は防水デジカメの当たり年。今シーズンに登場した防水デジカメの仕様と価格を比較する。

news065.jpg 価格比較:高級コンパクトデジカメ、価格を比較
最近ではハイビジョン動画や個人認識、さらには超高速連写など、デジタルであることを前面に押し出した製品も増えているが、“撮ることの楽しさ”を前面に押し出した高級コンパクトデジカメもいちジャンルを築いている。各社製品の価格を比較した。

news097.jpg 価格比較:充実のエントリーデジタル一眼、価格を比較
最新のエントリー向けデジタル一眼は撮像素子も10メガを越えたほか、ライブビューやHD動画機能なども備えており、その充実ぶりは目を見張る。お買い得感の高いダブルズームキットで価格を比較した。

news102.jpg 価格比較:ハイアマ向けミドルクラス一眼、価格を比較
撮像素子はAPS-Cサイズながら、各種装備やスペックを充実させた中級デジタル一眼レフの価格を比較した。エントリー向けに比べやや高価にはなるが、いわゆる写真愛好家を対象とした製品だけに、充実した製品がそろっている。

news063.jpg 価格比較:あこがれを手に入れる、フルサイズ一眼の価格を比較
これまでフルサイズ機といえば、プロ向けの高価な製品しか存在していなかったが、今では少し背伸びをすれば狙える。とはいえまだまだ高価。最新価格のチェックは欠かさずにいたい。

news038.jpg 価格比較:エコポイント活用、ハイエンド機も充実の50V型以上テレビ価格一覧
50V型以上ともなると、各社のハイエンドモデルと録画機能付きテレビのオンパレード。プラズマテレビも選択肢が増え、画質・機能ともに充実した製品が並ぶ。

news098.jpg 価格比較:エコポイント活用、満足度の高い46V/47V型テレビ価格一覧
“価格比較”3回目は、46V型と47V型に注目。液晶テレビではプレミアムモデルの比率が高まり、プラズマテレビも選択肢が増えてくる。画質や機能は欲ばりたいが、出費はなるべく抑えたい――そんな人にぴったりのサイズだ。

news111.jpg 価格比較:エコポイント活用、売れ筋40V/42V型テレビ価格一覧
売れ筋の40V型、42V型の薄型テレビからエコポイント対象製品を取り上げ、実売価格を比較する。エコポイントは2万3000点。

news073.jpg 価格比較:エコポイント活用、最新37V型テレビの価格一覧
前回の40V型/42V型に続き、今回は1まわり小さい37V型を取り上げる。最新注目機種の中から、エコポイント対象製品をピックアップ。

news104.jpg 価格比較:エコポイント活用、録画対応モデルも充実の32V型テレビ価格一覧
リビングルームのメインテレビとして、また書斎や寝室におくパーソナルテレビとしても注目される32V型液晶テレビ。ここ1年ほどで倍速駆動や録画機能を備えた製品が増えているのも特徴だ。今回は各社のエコポイント対応製品16機種をリストアップ。

news092.jpg 価格比較:エコポイント活用、個室にちょうどいい26V型以下の液晶テレビを比較
パーソナルサイズと位置づけられる26V型以下だが、最近は上位モデルの機能を一部取り込む形で個性的な製品が増えている。個室やベッドルームなど、シチュエーションに合わせて検討したい。