実はこの名古屋を含めた東海中部という土地、iPodのセールスが非常に好調なのだという。名古屋駅西口に位置するビックカメラ名古屋駅西店も同様で、4月末には約2300アイテムを展示するiPodコーナーのレイアウトを一新したほか、Macコーナーも面積を約2倍に拡張し、iPodをMacと同時に触れられるようになった。
レイアウトが一新されたiPod売り場はあたかもその一角だけAppleStoreのようなたたずまいで、絨毯もその部分だけ敷き直されている。iPod本体のほか、ケースやトランスミッターなど各種アクセサリーもあわせて用意されているが、目を引くのがスピーカーユニットの豊富さだ。卓上での利用に適したコンパクトタイプからホームオーディオのかわりが務まるような大型のものまで、各社のさまざまな製品が展示されており、いくつかの製品については実際に音を出すこともできる。
「“デジタルオーディオプレーヤーが欲しい”と来店する人もまずiPodを見るという流れがあるように感じますし、買い換え目的の2台目需要もあるのか、iPodは非常に好調です。ケースなどの細かなアクセサリーならばどこでも購入できますが、売り場の広さや品ぞろえの豊富さといった当店ならではのメリットをいかすため、スピーカーユニットには力を入れています」(ビックカメラ 名古屋駅西店 副店長 植田忍氏)
名古屋の電気街といえば大須というイメージがあり、実際、大須には多数の販売店が存在する。しかし、名古屋駅前の再開発の影響もあり、名古屋駅前にあるビックカメラ名古屋駅西店への来店数は増えているのだという。「ひところほどの、家電の買い物イコール栄という印象は薄れているように感じますね」(植田氏)
iPod/Macコーナーのリニューアルは、iPodのヒット、Macの高性能/低価格化、Windows環境との共存化などで、これまで根強かった「アップルの製品はプロのクリエーターが使うもの」という印象が薄れてきたこととも大きな関係を持つ。植田氏も同店のMacコーナーについて、“Macは特別なモノではない”という売り方や見せ方を進めていきたいという。
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