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「エマ」のキスシーンを激写してきましたお待ちかね(1/2 ページ)

» 2008年06月18日 11時47分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 “キスしてくれる女性型ロボット”としてネットで話題の「エマ(E.M.A.)」。「東京おもちゃショー2008」でのお披露目を前に、販売元のセガトイズを訪ねて注目のキスシーンを激写してきた。実は、エマのキスアクションには4つの種類があり、ユーザーの要求とバッテリーが続く限り、キスし続けてくれるようだ。

photo インタビューに応じてくれたのは、セガトイズ、デジタルエンタテインメントマーケティング部の早川徹哉マネージャーと中村大輔氏

――キスアクションが話題になっていますが、これは(開発元の)米WowWeeの発案ですか?

 そうですね。セガトイズは過去10年に渡ってペット型や人形タイプのロボットを手がけており、ロボット玩具を多く開発しているWowWeeさんとも頻繁に連絡をとっています。エマ(米国名はFemisapien)の場合は“女性型”という点が一番の特徴ですから、いろいろな面で女性っぽくしたいということは随時フィードバックしていました。ただ、キスアクションまでつっこんで考えたのはWowWee側で、正直にいうと最初は「そこまでやるの?」と感じたのも事実です。

 しかし、実際の動きを見ると、うまく(キスアクションを)再現してくれていて、われわれも「これはうけるね」と。セクシーな動きでありながら、コミカルな印象で家族でも楽しめる。製品リリース以降の反響は予想以上でしたが。

photophoto 背中からのびるパイプは飾り。残念ながら動力パイプではなかった

――エマは女性らしい、しなやかなしぐさも特徴ということですが、具体的には?

 例えば歩き方です。これまでの二足歩行ロボットのイメージとは少し違って、足を横からまわすように動かします。いわゆる“モデル歩き”ですね。ほかにも名刺を差し出す動作やダンスなど、さまざまな動作が女性のようにしなやかな動きになっています。

 この動きを実現させるため、エマには5つのモーターが搭載されています。可動部分は、両ひじ、両肩、胴、両足、両ひざの計9カ所。このほかに、障害物を検知するための赤外線センサー、角度センサー、音センサーも搭載しています。

photophoto

 エマには、自律的に動くインタラクティブな「エンターテイメント・モード」、命令した動作を実行する「コマンド・モード」、そしてユーザーが動作を教える「プログラムモード」という3つの動作モードがあります。

 各モードの切り替えは頭の角度で行います。上を向いているとエンターテイメント・モード、正面にするとコマンド・モード、下を向いているときはプログラム・モードになります。

――そろそろ本題に入りましょう。エマにキスしてもらうには、どうすればいいのですか?

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