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三洋、“4LCD”プロジェクターを発売

» 2008年06月18日 16時05分 公開
[ITmedia]

 三洋電機は6月18日、世界初となる“4LCD構成”の業務用プロジェクター「LP-XP200L」を9月24日より販売開始すると発表した。価格は189万円。

photo 「LP-XP200L」

 プロジェクターを利用した電子広告やホールなどでの利用に適した製品。従来の3LCD方式にベースに、黄色成分を独立制御する「カラーコントロールデバイス」を組み込んだ「4LCD新光学エンジン」を搭載しており、赤/青/緑/黄の4色をコントロールしながら映像を作り出す。7000ルーメンと高い輝度を持ちながら、同社従来製品(LP-XP100L)に比べ、色域を約20%拡大しているのが特徴といえる。

photophoto 「4LCD新光学エンジン」の概略(左)、従来製品に比べ色域を20%拡大した(右)

 あくまでも3LCDの改良型といえる形式であり、液晶パネルは1.3型(1024×768)を3枚搭載している。ランプは330ワットのNSHAランプで、コントラスト比は2200:1。画面サイズは31〜400型。なお、「カラーコントロールデバイス」についての詳細は公表されていない。

 「高い色再現性を求められる製品に適した技術」(同社)とのことで、まずは本製品のような大型の業務用機器に実装される。民生機への搭載についてはコスト面が課題だという。

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