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メディアプレーヤーに進化する“デジポッド”東京おもちゃショー2008

» 2008年06月20日 04時49分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 セガトイズは、“DigiPod”(デジポッド)ブランドで展開しているデジタルフォトフレームを進化させ、ポータブルメディアプレーヤーとして提供する方針だ。6月19日に東京ビッグサイトで開幕した「東京おもちゃショー2008」では、画面を大型化した「デジポッド 2.4」のほかに、腕時計タイプの動画対応デジポッドを参考出展している。

 デジポッドといえば、1.5インチと小型ながらも3000円台で購入できる安価なデジタルフォトフレーム。ブルー、ピンク、ホワイトの3色があり、5月の発売以来人気を博している。

photo TFTになった「デジポッド2.4」は10月9日発売予定

 新製品としては、まず2.4インチ液晶パネルを搭載した「デジポッド2.4」が10月9日に発売される。ポイントは、TFT液晶の採用と高解像度化(320×240ピクセル)。USBケーブルでPCと接続し、専用フォーマットに変換した写真データを内蔵メモリに記録する方式は同じだ。ただし、メモリ容量を増やさずに解像度を向上させたため、記録できる枚数は30枚が上限になるという。スライドショー機能や時計機能も搭載する。価格は7980円。

 また従来と同じ1.5型液晶パネルを採用しながら、かわいい耳をつけた「デジポッド/ミッキーマウス」が10月9日に登場する。価格は4935円で、ディズニーのキャラクター画像が内蔵メモリにプリインストールされるという。記録可能な画像の枚数は42枚。こちらもスライドショー機能や時計機能を搭載する。

photophoto 「デジポッド/ミッキーマウス」。ホワイト、ブラック、ピンク、ブルーの4色を10月に発売する。価格は各4935円

 「参考出品」として並べられていたのが、腕時計型の「DigiPod TREK」(デジポッド トレック」だ。新たに動画&音楽再生にも対応し、「ギガバイト単位のメモリを内蔵する」(同社)見込み。PCに接続するときは、本体バンド部からUSBケーブルを引き出す仕組みだ。バッテリーはリチウムイオン充電池で、ステレオスピーカーもビルトインしている。

photophotophoto 「DigiPod TREK」(デジポッド トレック」。バンド部からUSBケーブルが出てくる
photophotophoto サイズが小さいため、イヤフォンは独自タイプになる見込みだ(左)。ブルー、オレンジ、イエローの3色が展示されていた(中)。操作ボタンは両側面(右)

 対応する楽曲&動画ファイル形式は未定。従来機種と同様、PC側で専用フォーマットに変換することになる見込みだが、液晶パネルの解像度が未定のため、試作機と同じ280×240ピクセルのパネルが採用された場合は、4:3映像でも左右がトリミングされることになってしまう。同社では、部材コストと投入時期を見ながら判断するつもりだという。

 デジポッド トレックは2009年中の発売を目指して開発中。価格も未定だ。

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