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ペンタックス、世界最多の撮影シーン自動認識「Optio M60」

» 2008年07月29日 10時00分 公開
[ITmedia]

 ペンタックスは7月29日、コンパクトデジタルカメラ「Optio M60」を8月22日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は2万円代半ば(※初出時、発売日の記述が誤っておりましたので訂正をさせて頂きました)。

 新製品は「Optio M50」の後継機種。被写体をカメラが認識し、最適な撮影モードを選択してくれる「オートピクチャー」モードが進化し、カメラを向けるだけで「標準」「風景」「ポートレート」「夜景」「夜景ポートレート」「花」「スポーツ」「キャンドルライト」と8つのシーンモードから最適なモードを自動選択してくれる。「世界最多の撮影シーン認識を可能とした」(同社)。

photophotophoto 「Optio M60」。カラーはシルバー、ブルー、ライトピンクの3色

 フレーム内の人物の顔を認識し、ピントと露出を合わせてくれる顔認識機能は一度に32人までを認識可能。検出速度も最短で約0.03秒と高速だ。笑顔を認識してシャッターを切る「スマイルキャッチ」や、目をつむってしまったことをカメラが教えてくれる「まばたき検出」など、顔検出を応用した機能も備えている。

 撮像素子は有効約1000万画素CCD(1/2.3型)で、35ミリ換算約36〜180ミリの光学5倍ズームレンズを組み合わせる。光学/デジタルズームを併用する「インテリジェントズーム」を利用すれば、最大で約28.5倍のズーム撮影も行える。最高ISO6400の高感度撮影を行うことで手ブレ/被写体ブレを抑制する「Digital SR」も用意されている。

 レンズ側の側面に丸みを持たせたフォルムはOptio M50に共通するが、シルバーモデルのレンズ周辺にはブラック、ライトピンク/ブルーモデルのレンズ周辺にはシルバークロームのメッキパーツを取り入れることで、質感を高めている。外装はアルミ合金製だ。

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 そのほか、2枚の撮影画像をカメラ内で合成して約28ミリ相当(35ミリ換算時)の広角画像とする「デジタルワイド」モードや、手ブレ補正が有効な動画撮影機能、80種類の飾り枠(フレーム)を内蔵する「フレーム合成機能」などを備える。

 背面液晶は2.5型(約23万画素)で、本体内には約36.5Mバイトのメモリも搭載。記録メディアはSD/SDHCメモリーカード。付属のリチウムイオンバッテリー「D-LI78」で約210枚の撮影が行える(CIPA基準)。本体サイズは約95(幅)×55(高さ)×23.5(奥行き)ミリ、約130グラム(バッテリー、メモリーカード含む)。

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