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テレビで楽しめるデジタル顕微鏡「アイクロップス」で未知の世界をのぞく橘十徳の「いい歳して玩具三昧」第2回(1/2 ページ)

» 2008年07月29日 13時21分 公開
[橘十徳,ITmedia]

 その昔、理科の実験で初めて顕微鏡をのぞいたときの感動は忘れられない。接眼レンズをのぞきこむと、その先には微生物がうごめいていたりして、まるで異次元空間のように見えたものだ。そんな感動を再び味わえるおもちゃが登場した。バンダイが新発売したデジタル顕微鏡デジタル顕微鏡「アイクロップス」だ。

photo バンダイの「アイクロップス」。白い円盤は電池ボックスだ

 アイクロップスは、米JAKKS Pacific社が昨年発売して米国で大ヒットした商品で、球体の形をしたレンズ部にグリップハンドルを付けたような独特のデザインをしている。本体からは電池ボックスへとつながるコードがのびていて、そこからさらにRCAケーブルが付いている。このケーブルをテレビの映像端子に接続することで、テレビ画面上で拡大画像が見られるようになっている。顕微鏡というと昔ながらの光学顕微鏡を思い浮かべる人が多いかもしれないが、アイクロップスならテレビの大画面上で複数の人間が同時に楽しめるわけだ。

 ハイテク商品だけあって、定価は税込み7980円と少し高い。ワタクシも最初はちょっと購入をためらったが、これまでにない新しいコンセプトの商品なので仕方ない、と思い直した。買ったのは楽天市場の某店で、お値段は送料込みで7052円。

 ちなみに発売前に予約しようと検索したら、5000円台後半〜6000円台で安く売っている店は軒並み売り切れになっていた。どうやらこの商品はワタクシの想像以上に注目されているようだ。そういえば発売直後に「トイザらス」に行ったところ、店内でこの商品の販促キャンペーンをやっていた。顕微鏡の映像をテレビに映し出している様子はかなりインパクトがあったようで、数多くの人が足を止めて見ていたのが印象的だった。

照明にはLEDを使用

 届いた実物を見てみると、これがなかなかけっこう大きい。中に入っているのは本体とレンズカバー、電池ボックス、簡易スタンド、昆虫などを入れて動き回る姿を見られる観察ケース、取り扱い説明書だ。簡易スタンドは透明な緩衝材と同じ素材なので見分けが付かなかったが、よく見ると本体のハンドルグリップを固定するためのくぼみがある。

photophoto レンズ部(左)とカバーを被せた状態(右)

 緩衝材と間違えて捨ててしまわないように気をつけよう。電源は単三形乾電池が5本で、本体とコードでつながっている電池ボックスにセットする。この商品は対象年齢が6歳以上となっており、子どもが使うことも考えられているので、電池ケースのふたはネジ止めだ。開けるときはプラスドライバーを使う必要があり、この点は少し面倒だ。

photophoto 電池ボックス(左)と電池をセットした状態(右)

 本体のレンズの周りにはLEDが3つ搭載されていて、電源スイッチをオンにするとこれらが点灯する。LEDなので球切れの心配がほとんどないのはうれしい。使用するにあたっては、まずレンズカバーをセットする必要がある。セットの仕方は、レンズ部にかぶせてねじ込むだけ。あとは電池ボックスからのびるRCAケーブルを、テレビの映像入力端子につなげれば準備は完了だ。

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