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夏の携帯オアシス、ミスト付き電動ファン「FC-008」橘十徳の「自腹ですがなにか?」第36回(1/2 ページ)

» 2008年08月19日 11時00分 公開
[橘十徳,ITmedia]

 あいかわらず猛暑が続く毎日だが、こういうときはできるだけ外には出たくないものである。ところがそうもいってられないのが社会人のつらいところ。仕事のためにはどんなに暑かろうが、汗をかきながらがんばらないといけない。

 そんな人にオススメなのがフカダックの携帯用ミストファン「FC-008」だ。最近は携帯用のミスト噴射機がブームになっているようだが、この商品は単にミストを出すだけでなく、電動ファンも付いている。携帯用ミストには、水の気化熱で涼しさが得られる効果があるが、この商品はその上で風を送ることにより、さらに体温を下げようという商品である。

photophoto スケルトンブルーが目を引く携帯用ミストファン「FC-008」(左)。パッケージはブリスターパック(右)

 もともと小型の電動ファンは昔から売られていた商品だが、正直、街中で使っている人を見ることはほとんどない。それは、暑い中で風を送ったところで、暖かい空気をかき回すだけで、たいして涼しさを得られないからかもしれない。

 しかし、ミスト機能が付いているとなると話は別だ。真夏の炎天下でよく水打ちのイベントが開催されているが、水打ちをする前と後で実際に気温を比べてみると、けっこう温度が下がるものである。水の気化熱というのはなかなか侮れない。この商品ならその威力を個人レベルで活用できるわけだ。

価格の安さは感動モノ

 この商品のもう1つの魅力は、その価格の安さだ。今回は楽天市場の某店で購入したのだが、お値段は470円で、送料が630円。なんと送料よりも安いのだから驚きだ。電動ファンに霧吹きを付けただけとはいえ、ここまで安いと感動モノである。

 さっそく注文してみると、ブリスターパックの簡素なパッケージに入った本体が届いた。スケルトンブルーと白の樹脂を使った本体はなかなか涼しげで、それほど趣味は悪くない。大きさは30(幅)×75(奥行き)×180(高さ)ミリで、電池を除いた重さは約70グラム。超コンパクトとはいえないが、電動ファンの羽根は柔らかく簡単に折れ曲がるので、収納性は良いほうだろう。

 電池は単三形乾電池が2本で、寿命は連続使用の場合で約180分。電池はグリップ部へ縦に直列で入れる。モーターは電気を食うので3時間しかもたないのは仕方がないが、充電池を利用したほうがおトクだと思う。付属品は本体のほかには首かけ用のひもが入っているだけ。上部にひもを通すためのつり下げ金具があるので、ここに付属のひもや携帯ストラップなどをかけておくと便利だろう。

photophoto 単三形乾電池はグリップの底面から入れる(左)。首かけ紐を通したところ(右)
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