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三菱、HDMIの伝送距離を延ばす光ファイバーユニット1本300メートル

» 2008年08月19日 21時40分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 三菱電機は8月19日、HDMIケーブルを置きかえる光ファイバーユニット「LF-HL200」を発表した。釣り糸のような半透明の光ファイバーを用い、フルハイビジョン映像やHDオーディオ信号を最大300メートル伝送できる。11月に発売する計画。

photophoto 光ファイバーユニット「LF-HL200」と直径1.6ミリの光ファイバー。半透明のため、室内に配線しても目立たない

 光ファイバーは直径1.6ミリ。柔軟で鋭角的に曲げても割れたり裂けたりはしない。伝送容量は非公開ながら、HDMIの映像と音声、CEC信号を含むすべての信号を非圧縮伝送可能で、それでも帯域には余裕があるという。なお、送信ユニットはACアダプタで電源を供給しているが、液晶テレビの背面に装着された受信ユニットに対しては、テレビ本体からDC電源が供給される(REAL新製品の場合)。

photophoto 背面にHDMIケーブルを接続する(左)。光ファイバーでBDレコーダーのレイアウトフリーが実現(右)

 製品は、送受信ユニットと30メートルの光ファイバーのセットになる見込みだが、価格などの詳細は未定。同社では「イコライザー付きの長尺HDMIケーブルと同程度になるのではないか」と話している。

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