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トコトン遊べる防水デジカメ――ペンタックス「Optio W60」レビュー(2/5 ページ)

» 2008年08月20日 00時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

とにかく楽しい機能満載

正面から。デザインはシンプルでシャープ。これはシルバーだがフロントパネルの色違いが用意されている。コーラルピンクとオーシャンブルーだ
上面には電源とシャッターがある。スイッチが入っているときは電源ボタンの中央が緑に点灯する
背面から。ディスプレイの右に操作系が集中している。上からズーム、再生、メニューと顔検出、十字キー(それぞれにショートカットがついている)、グリーンボタン。撮影時の画面にはヒストグラムを表示することもできる

 ボディはシャープでメカっぽい印象のデザイン。防水デジカメとは思えないくらい、うまくデザインされたグリップやフロントパネルはなかなかよくできていると思う。ディスプレイは2.5型の23万画素。視野角が広くて斜めからでも見やすいのはよい。なかなかのクオリティだ。

 撮影機能にマニュアル露出系はないけれども、それ以外は結構豊富である。面白いくらい豊富。

 まずは「顔検出」。背面の顔検出ボタンを押すとオンになる。高速な顔検出機能は最大32人まで。顔が斜めになっていても問題なし。検出も高速。そのかわり、顔じゃないものを顔と認識することも多い。まあ使う側としては高速でさっと見つけてくれる楽しさが勝つかな。

顔検出機能はなかなか優秀で、こんな角度でもさっと認識してくれる

 もう一度顔検出ボタンを押すと「スマイルキャッチ」モードになる。笑顔を検出すると自動的にシャッターが切れるモード。ソニーの「スマイルシャッター」と違うのは、W60は通常の撮影モードでもすぐ「スマイルキャッチ」が可能なことと、スマイルキャッチモードでもシャッターを指で押せば、普通に(任意のタイミングで)撮影できるということ。スマイルキャッチ時は自動シャッターでも手動シャッターでも使えるということだ。確かに笑顔でシャッターが切れた。

まばたき検出機能がユニーク(左)。まばたき検出をオンにすると、目を閉じていたとき、このように警告が表示される(右)

 「顔検出」系でもうひとつ、「まばたき検出」機能も紹介する。目をつぶったと認識すれば、撮影後の画像確認で「目を閉じていました」と教えてくれる機能だ。でも結構アバウトで、まばたきが検出されたけど、よく見るとちゃんと目が開いてるじゃん、というケースもあった。まあ、目をつぶってるのに検出されないのはよくないが、その逆は、警告をスルーすればいいだけなので大して問題ではなかろう。顔検出の応用機能としてはちょっと面白い。

再生時の画面。詳細なデータを表示可能。顔検出アイコンが付いている場合は、顔検出キーを押すことで顔が順番にアップで表示される(左)。再生時にMODEキーを押すと編集モード画面が表示される。手ブレ補正やトリミング、回転、デジタルフィルタなどで遊べる(右)

 顔を検出した写真は再生時に、顔検出ボタンを押すことで顔を順番にアップで見せてくれる。

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