オートモードでは自動的に「おまかせシーン認識」が動作。従来は「夜景&人物」「夜景」「逆光&人物」「逆光」「三脚夜景」という失敗しやすいシーンを自動で認識して最適な設定にする、というものだったが、新たに「人物」「風景」「マクロ」という一般的なシーンもサポートした。
おまかせシーン認識には、さらに「アドバンスモード」が用意されている。機能的には通常のオートと変わらないが、逆光や夜景のような失敗しやすいシーンでは、オート時の設定に加えて別の設定でもう1枚、自動撮影してくれる。例えば「夜景」では、通常は高ISO感度で撮影するが、一段抑えたISO感度でも撮影し、明るさと画質のバランスをとる、といった具合だ。
追加されたシーン認識では、目をつぶったことを「目つぶり警告」で知らせてくれる「人物」と、被写体に近づくと自動的にマクロモードになる「マクロ」が便利。手軽に撮影したいならオートモードにしておくのがいいだろう。
目つぶり警告は、被写体が目をつぶってしまうと言うありがちな失敗の時にそれを検出し、画面に警告を表示してくれる。目つぶりを検出したらシャッターが切れないとか、自動的に撮り直してくれるとか、そういった機能ではなく、あくまで警告が表示されるだけだが、再生してチェックしなくてもすぐに撮り直せるのがメリットだ。
顔キメは、従来通りピントや露出、肌の色を最適に設定。一度ピントを合わせれば、人物が動いても追尾し続け、大人と子どもも判別してくれる。
笑顔になるとシャッターが切れる「スマイルシャッター」も従来通り搭載しており、画面横のスマイルシャッターアイコンをタッチすれば動作する。また、これまでは笑顔のたびに6枚まで連続で撮影していたが、この枚数制限が撤廃され、光学ズームを利用しても解除されなくなった。
顔検出の精度は文句なし。スマイルシャッターの笑顔検出の精度は従来通り3段階から選択できる。この辺りは十分こなれているので安心できる。オートで気軽に撮っても十分に満足できる写真が撮れるカメラだ。
撮影画像の閲覧もタッチパネルで操作する。画面上の矢印をタッチすると画像送りになり、画像をタッチするとその部分が拡大表示される。この辺りのインタフェースは従来通りで特に変更なく、拡大位置の移動は画面内に表示される十字アイコンをタッチする。奇をてらったインタフェースではなく、ボタン操作するカメラと操作方法はそれほど変わらない。
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