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日本HP、実売1万円で2色展開の複合機「HP Photosmart C4480/C4486」ダイレクト印刷機能を強化

» 2008年08月28日 12時00分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードは8月28日、家庭向けインクジェット複合機「HP Photosmart C4400 All-in-One」シリーズを発表した。ラインアップは、同社直販サイトの「HP Directplus」専用モデル「HP Photosmart C4480 All-in-One」と、店頭販売モデル「HP Photosmart C4486 All-in-One」の2製品を用意。いずれも8月29日に発売する予定だ。C4480の直販価格は9870円、C4486の標準価格はオープンで、量販店での実売価格は1万円前後と予想される。

左が直販モデルの「HP Photosmart C4480 All-in-One」、右が店頭モデルの「HP Photosmart C4486 All-in-One」

 C4480/C4486はプリント、スキャン、コピー、ダイレクトプリントに対応したエントリー向けのA4複合機。2007年10月に発売された「HP Photosmart C4275 All-in-One」の後継機にあたり、C4480はホワイト、C4486はブラックのボディカラーを採用している。カラー以外の仕様は2モデルとも共通だ。

 新モデルの特徴は、前モデルのC4275からダイレクトプリント機能を強化した点にある。用紙は従来のL判とA4に加えて、2L判とはがきに対応。一度に印刷できる枚数を9枚から99枚に増やし、写真の複数選択を可能にしたことで、PCレスでのプリント機能が使いやすくなった。液晶モニタは従来と同じ1.5型のカラー液晶だが、搭載場所を天面から移動し、正面に角度をつけて搭載することで、前方からも画面を見やすくしている。

 メモリカードスロットはSDメモリーカード(SDHC対応)、MMC、メモリースティックPRO、メモリーカードスロットデュオ、xDピクチャーカードをアダプタなしで装着できる一方、C4275にあったCFスロットは省かれた。

 プリントエンジンやスキャナの仕様はC4275のものを引き継いでいる。インクシステムは染料3色+顔料ブラック/染料6色交換式の一体型カートリッジを採用。印刷解像度は4800×1200dpiに対応し、ノズル数とインク滴サイズは、顔料ブラックが672ノズルで16ピコリットル、それ以外のカラーが200ノズルで5ピコリットルだ。A4印刷速度はモノクロで最高30ppm、カラーで最高23ppm、L判1枚あたりの印刷速度は最高21秒をうたう。スキャナは光学解像度1200dpiのCISセンサを搭載する。

 PCとの接続はUSB 2.0を使用。ボディは前面給排紙機構を採用したボックス型で、本体サイズは434(幅)×290(奥行き)×162(高さ)ミリ、重量は約5.06キロだ。OSはWindows XP/Vista、Mac OS X 10.3.9以降をサポートしている。

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