ソニーが8月28日に発表した「BRAVIA」新シリーズの中で、世界初の4倍速駆動(240Hz)を搭載したのが「W1シリーズ」。40V型と46V型の2サイズを10月に発売する。
通常のデジタルテレビ放送は毎秒60コマ(60Hz)表示だが、ホールド表示の液晶では残像が残りやすい。このため現在では中級機以上なら120Hz駆動と中間フレーム生成を組み合わせた倍速表示が当たり前のように採用されるようになった。ソニーの調査によると、2008年7月に出荷された37V型以上の液晶テレビでは、92%が倍速駆動を搭載していたという。「倍速は当たり前の機能になった」(ソニー)。
4倍速駆動は、基本的に倍速駆動をそのまま拡張したような技術だ。毎秒60枚のオリジナルフレームから中間フレームを生成し、1秒間に240コマを表示する。「映像が4倍になり、今まで以上に残像感は低減される」(同社)。また倍速駆動に続いて独自の「IBリダクション」を搭載。撮像ぼやけを補正する。
W1シリーズのデザインは、画面とスピーカーの間に空間を設けたフローティングデザイン。フレームカラーは現行のF1シリーズなどと同じ「サファイヤブラック」で、見る角度によって表情が変化する。
そのほかの主な仕様は下表の通り。
型番 | KDL-44W1 | KDL-40W1 |
---|---|---|
サイズ | 46V型 | 40V型 |
パネル解像度 | 1920×1080ピクセル | |
コントラスト比 | 3000:1 | |
チューナー | 地上/BS/CS110度デジタルチューナー、地上アナログチューナー | |
入出力端子 | HDMI×3(うち1つは側面)、D5×2、Sビデオ×1、コンポジット×3、D-sub 15ピン、光デジタル音声出力、USBなど | |
外形寸法(スタンド含む) | 114(幅)×79(高さ)×30.7(奥行き)センチ | 100.5(幅)×70.5(高さ)×27.9(奥行き)センチ |
重量(スタンド含む) | 34キログラム | 24キログラム |
実売想定価格(オープンプライス) | 40万円前後 | 29万円前後 |
発売日 | 10月10日 | |
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