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マランツ、SACDプレーヤーとプリメインアンプの新製品

» 2008年09月12日 20時19分 公開
[ITmedia]

 マランツコンシューマーマーケティングは9月12日、ステレオ・パワーアンプ「PM-11S2」とSACD/CDプレーヤー「SA-15S2」を発表した。PM-11S2は9月中に発売する予定で、価格は39万9000円。一方のSA-15S2は10月発売予定で15万7500円となっている。

photo ステレオ・パワーアンプ「PM-11S2」

 PM-11S2は、昨年8月に登場した「SM-11S1」の後継機。「左右チャンネルの音声信号を流れに沿って並行伝送し、最短距離で増幅する」というコンセプトはそのままに細部をブラッシュアップした。トップパネルには、5ミリ厚のアルミニウム板を採用。シャーシ、リアパネル、フロント内部パネルは上位モデルと同様の銅メッキ鋼板製とし、高周波ノイズを低減している。

 プリアンプ部には電流帰還型を採用した高速プリアンプ回路を搭載。フォノイコライザー・アンプはコンスタントカレント・フィードバック型で、もちろんMC/MM型両方式のカートリッジに対応。アナログレコードを存分に楽しめるという。

 定格出力は100ワット×2(8オーム時)。フォノ入力1系統のほか、4つのライン入力と2つのテープ入出力を持つ。外形寸法は、440(幅)×168(高さ)×444(奥行き)ミリ。重量は26.6キログラム。

photo SACD/CDプレーヤー「SA-15S2」

 SACD/CDプレーヤーの「SA-15S2」は、2005年1月に発売された「SA-15S1」の後継機。ただし、単なるブラッシュアップではなく、リファレンスモデル「SA-7S1」や「SA-11S2」の開発過程で検証されたハイグレードパーツやノウハウを投入して内部を一新したという。

 例えばSACD/CDドライブでは、ザイロンFRPで製造したメカモジュールをベースに、台座部分を2ミリ厚の鋼板で強固に固定。回転部の振動をシャシーや基板に伝えにくい構造とした。ザイロンFRPの持つ防振、制震、遮音効果と合わせ、ディスクデータの読み取り精度を向上させるという。このほかにも、シーラスロジックのD/Aコンバーター「CS4398」や、新開発のトロイダルトランスなど各所に手を加えている。音声出力は、アナログアンバランスと光デジタル。

 外形寸法は、440(幅)×419(奥行き)×123(高さ)ミリ。重量は13.5キログラム。専用リモコンとアナログ接続コードなどが付属する。

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