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新生バットマンの第2弾――「ダークナイト」本山由樹子の新作劇場

» 2008年10月06日 16時08分 公開
[本山由樹子,ITmedia]

ダークナイト 特別版(Blu-ray Disc)

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※ジャケット写真は変更の可能性があります

 全米興収5億ドルを突破し、「タイタニック」に次ぐ歴代2位の大ヒットを記録した「ダークナイト」が、12月10日にBlu-ray Disc で登場。

 特別版(4980円)とBATPODプレミアムBOX(7980円)の2種類を用意。本編ディスクの特典はメイキング映像、フォーカス・ポイント(序章/バットスーツ/ジョーカーのテーマ/香港大跳躍/判事の車 炎上/IMAX撮影/SWATチーム 転落/セット撮影/バットモービル/バットポッド/ヘリコプター 激突/トラック大旋回/重大犯罪捜査班(MCU)の崩壊/衝突 ランボルギーニ/病院爆破/マローニの車 横転/撮影秘話)。

 特典ディスクにはバットマンに描かれる技術〜映画と現実の均衡〜、仮面の下で〜深層心理を探る〜、ゴッサム・トゥナイト ニュース(選挙戦の行方/億万長者の素顔に迫る/蔓延する悪/街を守る〜ジム・ゴードンの戦い/対決!ギャング VS 警察/ゴッサムの光の騎士に問う)、スチール・ギャラリー、3種類の予告編、6種類のテレビスポットを収録している。プレミアムBOXには劇中に登場するバットポッドのフィギュアを同梱。

 クリストファー・ノーランがメガホンを取った前作「バットマン ビギンズ」で、新生バットマン(クリスチャン・ベール)が誕生した。今回もノーラン監督&ベールのコンビが続投。タイトルのダークナイトとはバットマンのことだ。バットマンが誕生した反動で、ゴッサム・シティーに究極の悪が誕生してしまう。

 オープニング、ゴッサム・シティーの白昼を切り裂くように奇妙な仮面集団が現れる。強盗、殺人と乾いた犯罪劇が展開し、テロ脅威を首謀するのが、バットマンを完全に食ってしまったジョーカーだ。この悪役はティム・バートン版の「バットマン」(1989)で一度登場しており、名優ジャック・ニコルソンの怪演が話題になったが、今回のジョーカーはまったくの別物といっていい。

 ジョーカーの目的は復讐や金ではない。ゴッサム・シティーが滅びゆく様子、そして人々が苦しむ姿を見ていたいだけなのだ。だからタチが悪い。ジョーカーはバットマンと、正義感の強い検事(アーロン・エッカート)を標的にする。また検事を陥れて、善人が悪人に変わるということも証明しようとする。

 ジョーカーを演じるのは、今年1月に薬物過剰摂取で急逝したヒース・レジャー。魂の演技を披露し、究極のテロリストを体現。故人にしてアカデミー賞を受賞する可能性もかなり高い。カーチェイスや大爆破、バットモービルからマシンガンを装備したバットポッドが飛び出すなど、アクションシーンも楽しめる。

 残念ながら日本での興行は振るわなかったが、善と悪の関係、そして人はなぜ犯罪に走るのか?といったドラマ性は、アメコミ作品とは思えないほどの重厚さ。至福の152分が待っています、ぜひご覧ください。

関連サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/thedarkknight/(公式サイト)

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ダークナイト 特別版(Blu-ray Disc)
発売日 2008年12月10日
価格 4980円
発売元 ワーナー・ホーム・ビデオ
販売元 ワーナー・ホーム・ビデオ
スタッフ 監督・脚本・原案・製作:クリストファー・ノーラン
出演 クリスチャン・ベール、ヒース・レジャー、マイケル・ケイン、ゲーリー・オールドマン、アーロン・エッカート、マギー・ギレンホール、モーガン・フリーマン
上映時間 152分(本編)
製作年度 2008年
画面サイズ シネマスコープサイズ・スクイーズ
ディスク仕様 片面2層/2枚組
音声 (1)ドルビーデジタル/5.1ch/英語 (2)ドルビートゥルーHD/5.1ch/英語 (3)ドルビーデジタル/5.1ch/日本語
特典 メイキング/フォーカス・ポイント/バットマンに描かれる技術〜映画と現実の均衡〜/仮面の下で〜深層心理を探る〜/ゴッサム・トゥナイト ニュース/スチール・ギャラリー/予告編集

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