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次世代HDMI規格が今年前半に登場、4K2Kや3Dに対応へ2009 International CES

» 2009年01月07日 13時19分 公開
[ITmedia]

 HDMI Licensing,LLCは、「2009 International CES」の前々夜祭「CES Unveiled」で、次世代のHDMI規格に実装される機能の概要を明らかにした。

 これによると、2009年前半にも登場するという次世代HDMI(Next-Generation HDMI)では、ネットワーク機能が追加されるほか、伝送速度もさらに高速になるという。具体的な機能強化ポイントとして、下記の5点を挙げている。

  • ネットワーキング:ハイビジョン伝送、HDオーディオ伝送の強化、およびHDMIケーブルを介して現在のイーサネットのハイスピードデータ伝送を可能にする
  • オーディオリターンチャンネルの追加:HDMIケーブルでS/PDIFのエミュレーションが可能に。現在、TV内蔵チューナーの音声出力をAVアンプへ伝送するために使用しているS/PDIFケーブルが必要なくなる
  • パフォーマンス向上:4K2K解像度や3Dコンテンツ(左右の目で見るために2チャンネルぶんのデータ容量が必要)などに対応するため、HDMI伝送の上限を引き上げる
  • 自動車でもハイビジョン:自動車向けに新しいコネクタ仕様を追加し、HDビデオとHDオーディオを車内でも楽しめるようにする
  • より小さなコネクタ:新しい、より小さな19ピンのコネクタ仕様

 HDMI Licensing,LLCは、HDMの規格を策定するHDMI Foundersの主要メンバーである米Silicon Imageの完全子会社。HDMIのライセンスと普及/PR活動を担当する代理店と位置づけられている。

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