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LG Electronics、15インチAMOLEDは「量産可能」2009 International CES

» 2009年01月09日 15時47分 公開
[ITmedia]

 昨年9月にはNetflixのストリーミングが受信可能なBDプレーヤー「BD300」を販売開始したほか、International CES開幕前日には、Netflixに加えてCinemaNowとYouTubeにも対応BDプレーヤー「BD370」「BD390」、単体でNetflix視聴が可能な薄型テレビ「LH50」「PS80」などを発表したLG Electronics。そのブースには、新製品以外にも注目すべきものが多い。

photophotophoto 「BD370」(写真=左)と「BD300」(写真=中)。メニュー画面からNetflixやCinemaNow、YouTubeといったネットワークサービスを選択できる

 ディスプレイ関係で注目を集めていたのは、液晶テレビ「LH55」シリーズで実装された4倍速駆動技術「TruMotion 240Hz」や、15インチのアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)ディスプレイ。展示されているAMOLEDディスプレイの最薄部の厚さは0.85ミリ。テレビ用とするかも含めて詳細は未定とのことだが、既に量産の計画もあるという。

photophotophoto 15インチのアクティブマトリックス式有機ELディスプレイ

 そのほか、60GHz帯を利用したワイヤレス伝送システムや3D対応液晶テレビなども展示されているが、一風変わっているのが「Touch Watch Phone」。これは腕時計型の携帯電話で、1.43型のタッチスクリーンに触れることで操作する。表面にはボタンが配置されていないので、一見すると腕時計にしか見えないところが興味深い。

 音声認識機能を利用し、呼びかけて電話をかけることができるほか、受信したテキストメッセージの読み上げも行える。最大7.2Mbpsの3Gネットワーク(HSDPA)に対応するが、キャリアや発売時期は未定となっている。ブースには複数台のTouch Watch Phoneが展示されていたが、ガラスケースに収められたで触れることはできず。しかし、来場者の多くが足を止めていた。

photophotophoto 「Touch Watch Phone」。サイドのボタンも控えめで、短針と長針を表示させると時計そのもの
photophoto ブラックのほか、シルバーやブルー、レッドといったカラーバリエーションも展示されていた

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