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おしゃれに携帯するハイビジョンムービー、ビクター「GZ-HD300/320」

» 2009年01月15日 11時14分 公開
[ITmedia]
photo GZ-HD320はクリアブラックのみ、GZ-HD300にはルージュレッド、ロイヤルブルー、プレシャスシルバーの3色をそろえた。写真はルージュレッド

 日本ビクターは1月15日、スリム&コンパクトデザインのHDDムービーカメラ“Everio”「GZ-HD300/320」を発表した。昨年の「GZ-MG330」のコンセプトをそのままにハイビジョン化したモデル。価格はオープンで、市場想定価格は60GバイトHDD内蔵のGZ-HD300が11万円前後、120GバイトのGZ-HD320が13万円前後になる見込みだ。2月初旬に発売する。

 ターゲット層を「20代後半から30代の女性」として、デザインと携帯性、操作性をブラッシュアップ。既に主流となった1920×1080ピクセルのフルハイビジョン記録を可能にしながら、53(幅)×113(奥行き)×68(高さ)ミリ、撮影時重量370グラムという、MG330と同等のパッケージを実現した。

 女性がポーチから素早く出し入れできるよう、角を落としたデザインも従来機のまま。トップ部のグロス塗装やU字型に配置されたクリスタルオーナメント、ヘアラインメタル調のモニター部など、エレガントさを強調したデザインになっている。また細身のグリップベルトは、引っ張るとハンドストラップになるギミック付き。撮影時のホールド性と携帯に便利な機能を併せ持つ。

photophotophoto 本体の映像出力としてHDMI Ver.1.3(CEC、x.v.color対応)を装備。Everioの特徴であるレーザータッチオペレーションも採用している
photophoto グリップベルトは、引っ張るとハンドストラップになる

 電源オン、あるいはLCDモニターを開くと約1秒で撮影スタンバイ。レンズカバーも自動開閉するようになった(MG330は手動)。Everioの特徴であるレーザータッチオペレーションも採用し、ローアングル撮影もモニター画面を見ながら容易に行える。

 撮像素子は305万画素の1/4.1型CMOSセンサーで、新しい映像エンジン「HD Gigabrid premium」と新開発のコニカミノルタHDレンズと組み合わせた。ズームは光学20倍(35mmフィルム換算で41.4〜828ミリ)。新レンズは2種類の非球面レンズを採用してズーム全域で収差を減少させ、また低分散ガラスレンズの配置を変更して色収差も改善しているという。

photophoto 機能ブロックのレイアウト変更などにより、レンズユニット自体のサイズも従来機(GZ-MG30)比で約40%スリム化している

 フルハイビジョン録画モードは4種類。新映像エンジンの搭載により、MPEG-4 AVC記録で平均約24Mbpsの最高画質モード「UXP」を新設。120GバイトHDD内蔵のHD320で約11時間の録画が可能だ。もっともビットレートの低い「EP」(約5Mbps)では約50時間となる。なお、同社によるとHD Gigabrid premiumの採用により、約3割の省電力化とAVCHD/DVDディスク作成の高速化(USB接続のデータ転送レートが約2.5倍)も実現しているという。

 このほか、新しい添付ソフト「Everio MediaBrowser」を導入したPCに対しては、本体のボタンを押すだけで動画を転送し、iTunesライブラリに保存することも可能な「ワンタッチエクスポート&アップロード」機能なども備えている。

photophoto 「Everio MediaBrowser」の画面(左)。本体のボタンを押すだけで動画を転送できる「ワンタッチエクスポート&アップロード」機能(右)

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