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ソニー「気軽にハイビジョン」なメモリ&HDDハンディカム

» 2009年01月15日 14時47分 公開
[ITmedia]

 ソニーは1月15日、ハイビジョン録画可能なハンディカム「HDR-CX120」「HDR-XR100」を2月20日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格はいずれも10万円前後。

 HDR-CX120は内蔵16Gバイトメモリ&付属の16Gバイトメモリースティック、HDR-RX100は内蔵80GバイトHDD&メモリースティック(別売)へフルハイビジョン録画が可能なハンディカム。撮像素子やレンズなどの仕様は同一だが、HDR-CX120はメモリモデルということもあり、55(幅)×60(高さ)×107(奥行き)ミリ/280グラム(本体のみ)という小型軽量サイズを実現している。

photophotophoto 内蔵16Gバイト&16Gバイトメモリースティック付属の「HDR-CX120」。レッドとシルバー、ブラックの3色展開

 撮像素子は1/5型“Exmor”CMOSセンサーで、総画素数は236万画素。動画撮影時の有効画素数は143万画素。静止画撮影時の有効画素数は199万画素だが、最大400万画素相当の静止画撮影も行える。レンズは光学10倍ズームカール ツァイス「バリオ・テッサー」で、電子式の手ブレ補正機能も備える。

 録画モードはFH/HQ/SP/LPの4種類が用意されており、最高画質モードのFHを選択した場合、HDR-CX120の内蔵メモリ(16Gバイト)には約1時間55分、HDR-XR100の内蔵HDDには約9時間40分の録画が行える。

photophoto 80GバイトのHDDを搭載する「HDR-XR100」

 フレーム内の顔を検出して明るさやピントを自動調節する顔検出機能を備えるほか、笑顔を認識して動画の撮影中でも静止画を自動保存するスマイルシャッターを搭載。スマイルシャッターはおとなと子ども、いずれかを優先させることもできる。そのほか、シーンに応じて露出やコントラストを自動設定して白トビ/黒ツブレを抑制する「Dレンジオプティマイザー」や、自動逆光補正、顔部分に優先してビットレートを割り振る(AVCHD撮影時)動画圧縮レートコントロール機能なども搭載している。

 液晶はタッチパネルの2.7型「クリアフォト液晶プラス」。撮影した日付で検索できる「日付インデックス」、ひとつの動画ファイルあたり3/6/12秒/1分/5分と表示する「フィルムロールインデックス」、顔を検出してその時点から再生する「フェイスインデックス」などの再生機能が利用できる。

 HDDモデルのHDR-XR100は、HDDの耐衝撃性を高める耐衝撃ダンパーを備えるほか、カメラの落下を検知するとHDDのヘッドを自動待避させ、同時にバッファメモリへ一定時間の録画を継続する「落下ストリームバッファー」といった機能も備えている。HDR-XR100のサイズは69(幅)×68(高さ)×118(奥行き)ミリ、約330グラム(本体のみ)。

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