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レトロなテレビに“田舎のお母さんがはげましてくれる”赤電話――昭和の香りがするバンダイブースギフト・ショー春2009(1/2 ページ)

» 2009年02月05日 13時18分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 生活雑貨とギフトの総合見本市「第67回東京インターナショナル ギフト・ショー春2009」が東京ビッグサイトで開催されている。先日発表した「昭和銀座ジオラマ」(→バンダイの「昭和銀座ジオラマ」でブギウギ)をはじめ、現在開発中の大人向け玩具シリーズ「タイムトリップシリーズ」を参考出展したバンダイブースを紹介しよう。

photophoto 「昭和銀座ジオラマ」は、昭和30年代の銀座を再現した本格的なジオラマ。当時の特徴的な建築物「和光ビル」や看板「森永ネオン」などを卓上サイズに詰め込み、33カ所の可動ギミックと31個のLEDを使用した発光システム、環境音や当時の流行歌が流れるスピーカーなどでノスタルジックな雰囲気を盛り上げる

チャンネルを“回す”とザッピング

 バンダイブースには、昭和の香りが漂っていた。レトロなテレビ型動画プレーヤー、赤い公衆電話やコインゲームの貯金箱など、どこか懐かしく、昭和の温かみに溢れたアイテムが並んでいる。

 6月の発売を目指して開発中の「タイムトリップチャンネル」は、懐かしいテレビをモチーフにしたレトロなデザインの動画プレーヤー。特定の製品をモデルにしているわけではないが、回転式のチャンネルやボリューム、大きな室内アンテナなど、まさに昭和30年代の雰囲気だ。4本足のテレビ台も付属している。

photophoto 「タイムトリップチャンネル」。側面にSDメモリーカードスロットを備えた動画プレーヤーだ

 テレビ自体は手のひらサイズで、画面はわずか2インチ。対応フォーマットは.amvなどで、PC用のコーデックもCD-ROMで添付する予定だという。同社は動画配信サービスとの連携を検討していて、PCでダウンロードした動画ファイルをSDメモリーカードに保存し、タイムトリップチャンネルで再生するスタイルを提案する。デモ機では、配信第1弾として検討中の「ウルトラQ」「ウルトラセブン」といった懐かしい映像が流れていた。「映画、バラエティ、スポーツなど、幅広いジャンルの懐かしいコンテンツを企画中です」(バンダイ新規事業室シニアエンターテイメントチームの武士俣尚也サブリーダー)。

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 さらに面白いのは、タイムトリップチャンネルの操作方法。テレビをザッピングするようにチャンネルを“回す”と、動画ファイルが次々と切り替わる。要するに動画ファイルをスキップしているだけなのだが、昔のテレビを知っている人なら思わずうれしくなってしまうギミックだ。もちろん、ボリュームも電源スイッチを“回して調節”する。

 タイムトリップチャンネルの予価は9800円。電源には単三形乾電池を使用する。

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